2020 Fiscal Year Final Research Report
小中学校段階におけるプログラミング教育の長期的な導入方法とその評価方法の検討
Project/Area Number |
20H00807
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1180:Education on school subjects, primary/secondary education-related
|
Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
Watanabe Masahiro 宇都宮大学, 共同教育学部附属小学校, 教諭
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 –
|
Keywords | プログラミング教育 / 理科 |
Outline of Final Research Achievements |
本研究では,従来のような単発的なプログラミング授業実践の提案ではなく, 理科において,学年段階を考慮したプログラミング教育の長期的な導入方法とその評価方法の検討を行った。小学校段階において,プログラミング教材を各学年で一貫して取り入れて実践を行ったことで,子どもたちが試行錯誤しながら問題を見出し,自ら追究する課題を設定したり,学んだ科学的なきまりをプログラミングを使って有効に表現する場を設定したりすることができた。 また,本研究を通して,小学校の各学年段階においてどの程度の時間・難度のプログラミング活動を導入することが妥当なのか,ということを検討することができた。
|
Free Research Field |
理科教育・プログラミング教育
|
Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
近年,ICTリテラシーやICTを活用した問題解決といった,これからの時代に求められる能力を身に付ける方法として「プログラミング教育」が着目され,小学校教育においては2020年度から完全実施されている。 プログラミング教育の導入にあたっては,プログラミングのスキルの向上を目指すのではなく,論理的思考などのプログラミング的思考を育むことを目的としていることは周知の事実であり,そうした思考は単発の授業というよりはむしろ,長期的な視野に立った取り組みが必要である。本研究を通して,小学校の各学年段階においてどの程度の時間・難度のプログラミング活動を導入することが妥当なのかという検討を行った。
|