2020 Fiscal Year Annual Research Report
From Japanese "Zen" to Global Zen: The Globalization of Zen through International Conferences in Religious and Cultural History
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20H01192
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Research Institution | Nanzan University |
Principal Investigator |
守屋 友江 南山大学, 南山宗教文化研究所, 教授 (30340847)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉永 進一 龍谷大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (90271600)
末木 文美士 国際日本文化研究センター, 研究部, 名誉教授 (90114511)
長尾 佳代子 大阪体育大学, 体育学部, 教授 (50342522)
奥山 直司 高野山大学, 文学部, 非常勤講師 (50177193)
奥山 史亮 北海道科学大学, 全学共通教育部, 准教授 (10632218)
末村 正代 南山大学, 南山宗教文化研究所, 研究員 (60809664)
荘 千慧 神戸女子大学, 文学部, 講師 (50711123)
堀 まどか 大阪市立大学, 大学院文学研究科, 准教授 (20586341)
Conway Michael 大谷大学, 文学部, 准教授 (70549526)
杉本 良男 国立民族学博物館, その他部局等, 名誉教授 (60148294)
飯島 孝良 花園大学, 花園大学, 講師 (90882358)
安藤 礼二 多摩美術大学, 美術学部, 教授 (20445620)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 禅のグローバル化 / シカゴ世界宗教会議 / ロンドン世界信仰大会 / エラノス会議 / アメリカ仏教 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は新型コロナウィルスの世界的蔓延のため、当初予定した国内外での調査や学会発表等を断念せざるを得なくなった。そこで、オンラインの打合せやワークショップ開催に切り替え、また研究代表者と分担者が収集した一次史料の調査に切り替えた。 研究実績は下記の通り。 1)2020年6月20~21日、公益財団法人三菱財団人文科学助成金および科研基盤研究(C)17K02238との共催で、シカゴ万国宗教会議を事例に日本仏教のグローバル化を考察するワークショップをZoomにて開催した。国内外から60名を超す参加者があり、発表に対する活発な質疑応答が行われた。6月20日は守屋友江がプロジェクト趣旨説明、日沖直子、高瀬航平、奥山直司、長尾佳代子の発表と、末木文美士がコメントを行った。司会兼オーガナイザーは飯島孝良と堀まどかが担当した。6月21日は吉永進一が二日目趣旨説明、木村智、岡本佳子、星野靖二、杉本良男の発表と、嵩満也がコメントを行った。司会兼オーガナイザーは末村正代と佐藤清子が担当した。 2)日本語・英語の一次史料の翻刻を、上記の研究分担者・研究協力者のほか、新たに早川華代、瀬戸祐規、的場美帆、Richard Jaffe, James Dobbins, Wayne Yokoyamaらの協力も得て行った。 3)学術誌に11本の論文、研究論集(共著)に3本の論文を発表し、学会等で5本の発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルスのため、当初予定していた国内外での調査と海外研究者の招聘を大幅に縮小・中止せざるを得なくなった。そこで、オンラインによる調査やワークショップの開催に切り替え、また国内での新出史料の調査を行う形で研究を実施した。 オンラインワークショップは、公益財団法人三菱財団と科研基盤研究(C)17K02238との共催で実施し、国内外から60名を超す参加があった。活発な議論により有益なフィードバックを得ることができた。 各メンバーが調査により収集した一次史料のうち、所有者に許可を得た分の翻刻作業を行うことができた。 新出史料は、まず今年度に史料整理とカタログ化を行うこととした。感染予防対策をとる必要があることと、緊急事態宣言の発令により、作業開始が遅れたが、カタログ化に必要な史料整理を行った。このため、カタログ化は2021年度に着手することとする。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、まず緊急事態宣言により実施できなかった新出史料のカタログ化を行い、その上で当該史料の調査と分析を開始する。 また、各メンバーが収集した一次史料の翻刻を引き続き進め、所有者から許可を得て随時、研究成果報告のオンライン研究会もしくは所属学会にて、成果の発表を行う。 新型コロナウィルスの感染状況の見通しが付かないため、感染防止対策を講じた調査やオンラインによる研究会を開催する。この形で研究成果を発表し、さらなる研究推進のためのフィードバックを得ることとする。
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