2022 Fiscal Year Annual Research Report
Empirical Re-Examinations of the Concept 'Mother Earth' in the History of Religion
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20H01193
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Research Institution | Ancient Orient Museum |
Principal Investigator |
月本 昭男 (財)古代オリエント博物館, 研究部, 館長 (10147928)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 原 東北大学, 文学研究科, 教授 (30451777)
田澤 恵子 (財)古代オリエント博物館, 研究部, 研究員 (30598587)
津本 英利 (財)古代オリエント博物館, 研究部, 研究員 (40553045)
平藤 喜久子 國學院大學, 神道文化学部, 教授 (50384003)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 地母神 / 旧石器時代 / 新石器時代 / 女性裸体土偶 |
Outline of Annual Research Achievements |
第3年度(最終年度)は、神話学班の分担研究者、考古学班の分担研究者は、第2年度に引き続き、夏以降の休暇を利用して、ヨーロッパおよびトルコ、エジプトでの資料調査及び現地研究者との意見交換を行った。 そうした調査をふまえ、古代オリエント博物館を中心に数度にわたるオンライン会議を行い、情報を交換すると同時に、研究課題に関する各班の研究成果を口頭発表した。それは神話学班の分担研究者による国際学会での発表へとつながった。研究代表者は、これまでの女神研究の蓄積をベースに、所属する古代オリエント博物館の公開講座において、古代メソポタミアにおける女神の系譜に関する見解を公けにした。 本研究課題の最も重要な研究成果として、これまで宗教学において広く前提とされてきた「地母神」概念が人類宗教史上の実証に耐ええないと言わざるを得ない、と結論付けることができよう。こうした本研究課題に関わる研究成果は、さらに検討を重ね、2024年をめどに、研究代表者の責任において、研究論文集として公にする予定であることを申し添える。 なお、だが、計画していた海外調査の一部および国際シンポジウムは、新型コロナ感染急増のため、実施できなかったがゆえに、100万円余の返還を決定した。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)