2023 Fiscal Year Annual Research Report
A Study on the View of Life and Death in the Modern Art : With special Reference to Vanitas Representations
Project/Area Number |
20H01206
|
Research Institution | Musashi University |
Principal Investigator |
香川 檀 武蔵大学, 人文学部, 教授 (10386352)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石田 圭子 神戸大学, 国際文化学研究科, 准教授 (40529947)
ゴツィック マーレン 福岡大学, 人文学部, 教授 (50712444)
岡添 瑠子 早稲田大学, 文学学術院, その他(招聘研究員) (50803623)
仲間 裕子 立命館大学, 衣笠総合研究機構, プロジェクト研究員 (70268150)
結城 円 九州大学, 芸術工学研究院, 准教授 (70975937)
鈴木 賢子 京都芸術大学, その他の研究科(大学院), 准教授 (20401482)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 現代美術 / 写真 / 死生観 / 生のはかなさ / ヴァニタス / 国際共同研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度にあたる本年度は、成果のまとめと国際シンポジウム開催を重点目標とした。前年度末の研究会で各自が発表した日本人作家の作品研究について、5月にオンラインで研究協力者のヴィクトリア・フォン・フレミング氏(ドイツ・ブラウンシュヴァイク美術大学教授)とワークショップを行い、コメントや文献アドヴァイスなどをいただいた。これをもとに、9月にフレミング氏を招いて都内で国際シンポジウムを開催した(2024年9月17日、国立新美術館)。フレミング氏による基調講演は、ドイツにおけるヴァニタス表象研究が提起した問題や、現代美術への応用にはじまり、インドや日本の歴史と文化をテーマにした作品分析におよび、西洋と非西洋とを架橋する内容であった。これを受けて、本科研のメンバーからは仲間裕子(立命館大学名誉教授)が杉本博司を、鈴木賢子(京都芸術大学特任准教授)が畠山直哉を、結城円(九州大学准教授)が荒木経惟の欧米における受容について、またマーレン・ゴツィック(福岡大学教授)は三島喜美代を、石田圭子(神戸大学准教授)は草間弥生をとりあげ、最後に香川檀(武蔵大学教授)がイケムラレイコをとりあげ、それぞれ日本の伝統文化や仏教思想における死生観を参照しつつ作品分析を行なった。フレミング氏には日本滞在中に福岡でも公開で講演していただき(9月29日、福岡市立美術館)、いわゆる「人新世」のテーマとヴァニタスの関わりについてご教示いただいた。 年度後半は、研究成果公開に向けて各自が論文執筆に着手したほか、ドイツの研究を紹介するためにフレミング氏からドイツで公開された論文6本を推薦いただき、本科研のメンバーで手分けして翻訳作業にも着手した。日独共同研究を掲げた本研究プロジェクトの集大成として、これらを一冊にまとめた単行本を出版するために準備を進めている。
|
Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(37 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Journal Article] 光の不/存在の痕跡2024
Author(s)
結城円
-
Journal Title
『栗山;:無にみつるもの ―Nothingness is Fullness, Fullness is Nothingness―』( 九州大学大学院芸術工学研究院)
Volume: ー
Pages: ー
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Presentation] “Thoughts on Antropocene“2023
Author(s)
Yuko Nakama,
Organizer
Online International Conference, “The Human Place in the Anthropocene and its conditions: nature, culture, technology”, Erasmus University, Rotterdam
Int'l Joint Research / Invited
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-