2023 Fiscal Year Annual Research Report
Transpacific Nuclear Imagination and Colonialism
Project/Area Number |
20H01245
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
松永 京子 広島大学, 人間社会科学研究科(文), 准教授 (50612529)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ゴーマン マイケル 広島市立大学, 国際学部, 教授 (20625892)
川口 隆行 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (30512579)
小杉 世 大阪大学, 大学院人文学研究科(言語文化学専攻), 教授 (40324834)
伊波 陽子 (村上陽子) 沖縄国際大学, 総合文化学部, 教授 (40780581)
ジェイコブズ ロバート 広島市立大学, 平和研究所, 教授 (60423969)
一谷 智子 西南学院大学, 外国語学部, 教授 (70466647)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 核文学 / 原爆文学 / 植民地主義 / 先住民文学 / 環太平洋 / (ポスト)コロニアリズム / エコクリティシズム |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は、これまでにおこなった資料収集、調査、文献分析をもとに共著 Nuclear Colonialisms and Transpacific Imaginations(仮)の執筆・編集に着手した。具体的には、東アジアの文脈から原爆表象を再検証する論考(川口)、大牟田稔と大江健三郎の作品を中心に沖縄の被爆者表象を分析する論考(村上)、フランス領ポリネシアの核実験関連のメモリアルをめぐる政治性を検証する論考(ジェイコブズ)、アラスカ先住民による新聞 Tundra Times を中心に核実験反対運動と先住民運動の関連性を検証する論考(松永)、キャシー・ジェニトル=キジナーの詩集を環太平洋的見地から分析する論考(一谷)、五大湖周辺のエネルギーをめぐる植民地主義的政策と先住民環境運動を検証する論考(ゴーマン)の執筆を開始した。また、協力者であり共著分担執筆者である李文茹氏に、台湾の反核運動とシャマン・ラポガン作品に関する発表を依頼し、内容についてのディスカッションをおこなった。
2023年度の重要な成果のひとつとして、国際フォーラム「環太平洋地域における核をめぐる想像力と植民地主義」(コロナウイルス感染拡大防止のため中止)の一環として開催する予定だったドキュメンタリー映画『寡婦たちの村』の日本語字幕完成、上映会、ピーター・ブロウ監督によるトークがあげられる。また、原爆文学研究会の一環としておこなったワークショップ「翻訳がつなぐ経験 ― マーシャル、セミパラチンスク、広島 ―」(川口、一谷、溝渕、李)は、後継プロジェクトにつながる重要な足がかりとなった。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(33 results)
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[Book] 日本學指南2023
Author(s)
川口隆行, 山藤夏郎, 林承緯, 柳瀬善治, 陳志文, 楊素霞, 榊祐一, 羅暁勤
Total Pages
440
Publisher
五南圖書出版股(--)有限公司(台湾・台北市)
ISBN
9786263430976