2020 Fiscal Year Annual Research Report
Propositional inferences driven by event semantics: Eye movements and EEG
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20H01263
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Research Institution | Konan University |
Principal Investigator |
中谷 健太郎 甲南大学, 文学部, 教授 (80388751)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
CHANG Franklin 神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (60827343)
矢野 雅貴 東京都立大学, 人文科学研究科, 准教授 (80794031)
小野 創 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (90510561)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 心理言語学 / 事象意味論 / 命題間推論 / 日本語 / 視線計測 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は実時間の文の理解において事象意味論がどのように推論に基づく予測を発動するかを,視線計測と脳波計測を通して検証し,文処理メ カニズムにおける意味理解の適切なモデルを立てることを目標とする。従来の言語理論は統語論,意味論,語用論を問わず,多かれ少なかれフ レーゲの構成性の原理を基盤としたボトム・アップの理論となっているが,実験的手法の発達により言語の実時間処理の実態があきらかになる につれ,ヒトはボトム・アップ処理を必ずしも行っておらず,予測処理を中心としたインクリメンタル処理を行なっていることが明らかになっ ている。ではボトム・アップ=構成的な言語理論と非ボトム・アップ=予測的な実時間言語理解の接点はどこにあるのだろうか。本研究では特に ,動詞から来る事象意味論が,どのように予測的推論を発動し,非明示的項がどのように選好解釈を受けるかに焦点を当てる。 2020年度は,主にパイロット実験を構築して実施する予定だったが,COVID-19の急速な蔓延により,ヒトの参加による実験および研究集会や研究会などの活動は著しく制限された。よって2020年度の実績は,研究の下準備に限定された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020年度は新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い,共同実験・調査等実施が困難となった。分担者と共同で実験を行う予定だったが,往来の制限により困難となった。 新型コロナウイルス感染症の影響により、所属研究機関の研究活動指針等を踏まえ、研究計画に遅延が生じた。研究計画はすべてヒトに対する実験研究であるため,実験室に被験者を集めることが大幅に制限され,計画した実験の実行が大幅に遅れた。それにより,2020年度内に計画していた実験研究が困難となった。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度のロードマップとしては,令和2年度に導入した視線計測器について,RAとなる院生のトレーニングを含め実験計画のスタートアップ を行い,パイロット実験を開始する。COVID-19の影響により,実験を十分に行えない事態も考えられるが,年間の前半はそのノウハウを蓄積す ることと実験計画を練ることに注力し,社会情勢の改善後すぐに稼働できる体勢を整える。
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Research Products
(8 results)
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[Book] 名詞をめぐる諸問題2020
Author(s)
杉岡洋子, 伊藤たかね, 由本陽子, 眞野美穂, 小野尚之, 志田祥子・中谷健太郎, 鈴木彩香・竹沢幸一, 小川芳樹・新国佳祐・和田裕一, 工藤和也, 小薬哲哉, 前川貴史, 于 一楽, 江口清子, 岸本秀樹
Total Pages
316
Publisher
開拓社
ISBN
9784758922906
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[Book] Proceedings of the 44th annual Boston University Conference on Language Development2020
Author(s)
Ono, Hajime, Koichi Otaki, Manami Sato, ‘Ana Heti Veikune, Peseti Vea, Yuko Otsuka, Masatoshi Koizumi, Megan M. Brown, Alexandra Kohut, Lina Abed Ibrahim, Cornelia Hamann, Norielle Adricula, Bhuvana Narasimhan, Dorothy Ahn, Sudha Arunachalam, Eleni Baldimtsi, Eleni Peristeri, Ianthi Maria Tsimpli
Total Pages
758
Publisher
Cascadilla Press
ISBN
978-1-57473-057-9
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[Book] Proceedings of the 26th Austronesian Formal Linguistic Association.2020
Author(s)
Ono, Hajime, Koichi Otaki, Manami Sato, ‘Ana Heti Veikune, Peseti Vea, Yuko Otsuka, and Masatoshi Koizumi, Daniel Finer, Hasan Basri, Paul Kroeger, Kristen Frazier, Paul Kroeger, Henrison Hsieh, Kenneth Baclawski Jr., Jens Hopperdietzel, Tingchun Chen, James N. Collins, Peter Schuelke, Rebecca Tollan
Total Pages
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Publisher
University of Western Ontario