2022 Fiscal Year Annual Research Report
Community Based Approach for Language Revitalization: Case Studies on Okinoerabu and Other Ryukyuan Languages
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20H01266
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Research Institution | National Institute for Japanese Language and Linguistics |
Principal Investigator |
山田 真寛 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 研究系, 准教授 (10734626)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩崎 典子 南山大学, 人文学部, 教授 (30836028)
小嶋 賀代子 (下地賀代子) 沖縄国際大学, 総合文化学部, 教授 (40586517)
横山 晶子 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 特別研究員(RPD) (40815312)
中川 奈津子 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 研究系, 准教授 (50757870)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 琉球語 / 消滅危機言語 / 言語復興 |
Outline of Annual Research Achievements |
知名町と和泊町の広報誌『広報ちな』『広報わどまり』で連載記事を執筆し、沖永良部島での記録保存・継承保存プロジェクトが地域言語コミュニティに理解されることにつとめた。 文化庁や知名町と協働して開催した令和4年度危機的な状況にある言語・方言サミット沖永良部島大会では、各地で危機言語の保存に取り組む地域言語コミュニティメンバーどうしが取り組みの発表と情報交換を行う「ブース発表」を新設した。 7月10日から一カ月間ジュンク堂書店那覇店において『よむ・みる・きく・はなす 4つの島のことばの絵本展』を開催し、これまでに出版した地域言語絵本とその原画を利用して研究成果を社会に還元した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ渦の影響を受けて中断していたフィールドワークを再開することができ、徐々に研究課題を進めることができるようになった。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ渦もオンラインで参加して続けてきた知名町中央公民館講座を利用して、沖永良部島諸方言の記録保存を地域言語コミュニティメンバーが主体的に進められるよう辞書制作をテーマに設定し地域言語コミュニティのサポートを行う。
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Remarks |
本研究課題が進める「言語復興の港」プロジェクトが「ダイキンオーキッドバウンティ」を受賞した(ダイキン工業株式会社,琉球放送株式会社)。
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Research Products
(13 results)