2022 Fiscal Year Annual Research Report
5~12世紀の東アジアにおける〈術数文化〉の深化と変容
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20H01301
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Research Institution | Fuji Women's University |
Principal Investigator |
水口 幹記 藤女子大学, 文学部, 教授 (40339643)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
洲脇 武志 愛知県立大学, 日本文化学部, 准教授 (10625156)
喜多 藍 (山崎藍) 青山学院大学, 文学部, 教授 (10723067)
名和 敏光 山梨県立大学, 国際政策学部, 准教授 (30291868)
佐々木 聡 金沢学院大学, 文学部, 准教授 (60704963)
高橋 あやの 関西大学, 東西学術研究所, 非常勤研究員 (60734241)
清水 浩子 大正大学, 綜合仏教研究所, 研究員 (80307131)
藤井 誠子 (佐野誠子) 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (80359827)
松浦 史子 二松學舍大學, 文学部, 准教授 (80570952)
田中 良明 大東文化大学, 東洋研究所, 准教授 (90709354)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 術数文化 / 天地瑞祥志 / 祥瑞 / 災異 / 天文 / 占術 / 東アジア |
Outline of Annual Research Achievements |
検討会を3回行った。第1回(2022年7月3日。オンライン)は、洲脇武志(分担者)が「『漢書』天文志の注釈と魏晋の学術」の報告を行った。第2回は国際学術シンポジウム「〈術数文化〉の世界―学術・占術・文学―」(2022年9月3日。青山学院大学、ハイブリッド)として行った。水口幹記が「趣旨説明」を行い、基調講演として水口拓寿氏(武蔵大学教授)「「術数」概念を再考する―「術数文化」研究の補助線として」(司会:水口幹記)、個別報告として小倉聖氏(大東文化大学非常勤講師)「馬王堆漢墓帛書に見える刑徳を用いた風占と銀雀山漢墓竹簡に見える八風占との比較」、髙橋あやの(分担者)「朝鮮天文学の知識の源泉―朝鮮初期『天文類抄』を例として―」、山崎藍(分担者)「顔之推「稽聖賦」について」を行った。さらに、武田時昌氏(京都大学名誉教授・関西医療大学客員教授)と鄭宰相氏(円光デジタル大学助教授)にコメントをいただいた。なお、本シンポは科研(C)「東アジアにおける天文占知識の形成と伝播」、科研(C)「中国古代術数学における占術と儀礼」との共催であった。第3回(2023年3月19日。オンライン)は、清水浩子(分担者)「食物と陰陽五行説―『遵生八箋』から考える―」、松浦史子(分担者)「初唐王権と白馬朱鬣―老子遠祖伝説を中心に」、名和敏光「『天地瑞祥志』所見の石勒と趙倫について」の報告を行った。今回は科研(B)「古代東アジアの祥瑞と王権:漢~唐代成立の瑞獣画像をめぐる学際的研究」、科研(C)「中国古代術数学における占術と儀礼」との共催であった。海外論文の翻訳は、游自勇(訳・水口幹記)「敦煌写本「百怪図」続綴」、金一権(訳・大多和朋子)「高麗時代『天地瑞祥志』に現れた韓中古代の天地祥瑞の交応的自然学」を行った。『天地瑞祥志』の翻刻・校注、HPの更新は昨年度同様、順調であった。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(26 results)