2022 Fiscal Year Annual Research Report
The basic research on history reorganization of negotiations of Japan and Korea in the tumulus period, using structural analysis of the Haniwa industry and ancient handicraft industry theory.
Project/Area Number |
20H01358
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Research Institution | Kyoto National Museum |
Principal Investigator |
古谷 毅 独立行政法人国立文化財機構京都国立博物館, 学芸部, 研究員 (40238697)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平野 卓治 日本大学, 文理学部, 教授 (20822216)
犬木 努 大阪大谷大学, 文学部, 教授 (40270417)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 古墳時代 / 埴輪生産 / 形象埴輪 / 古代手工業論 / 前方後円墳 / 古代日韓交渉史 |
Outline of Annual Research Achievements |
埴輪は古墳築造計画の一部として現地編成の生産組織で製作・配置・配列され、製作工人の技術・志向性が直截に遺存するため、生産組織論と古代手工業論の視点で製作契機や工人移動の検証が可能である。このような方法で古墳時代日韓交渉史を技術交流および政治・文化交渉史として再検討し、新たな歴史像を再構築して研究成果・方法と資料・データの公開・発信を目的とする。 令和4年度前半は、前年同様に新型コロナウイルス感染防止措置により滞ったが、後半は同措置の緩和を承けて直ちに夏期以降に研究計画を具体化させ、感染対策を図りながら第1回国内研究会(京都国立博物館)を実施し、研究計画と所蔵品に関する検討を行った。10月以降は日韓両国の渡航緩和により、国外では11月と翌3月に第1・2回共同学術研究会を慶北大學校・ソウル大學校、国立光州博物館・国立羅州博物館で既存および新規出土資料の基礎的調査を実施した。また、国内では同様に延期されていた韓国国立中央博物館・伽耶地域展(2019年)日本展の調査を行い、第2回研究会(九州国立博物館)で展示内容の検討・分析を行った。なお、研究組織各機関において考古学・古代史分野の文献資料調査を進めた。 令和5年度は、国外では新規出土資料が整理・輸送等による資料所蔵機関の調査不能期間のため一部の調査(大韓文化財研究院)に留まる一方、7・10月と翌3月に第3~5回共同学術研究会を慶北大學校・ソウル大學校で実施し、一部は公開で意見交換等の情報収集・発信の促進を図った。国内では前年実施した所属機関所蔵資料の地元保管資料(兵庫県)や韓国出土埴輪と密接な関係が想定される資料(大分県)、韓国前方後円墳と同様に1~2世代で築造が終焉する東北地方の資料(岩手県)を調査・分析して、生産組織のモデル化と比較を進めた。また、既存資料等の公開に備え、調査文献の整備と撮影資料等のデジタル化を進めた。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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