2021 Fiscal Year Annual Research Report
Economics Analyses on Social Security Policies in China: Empirical Studies Based on Survey Data
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20H01512
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
馬 欣欣 法政大学, 経済学部, 教授 (80634253)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
唐 成 中央大学, 経済学部, 教授 (20424187)
小塩 隆士 一橋大学, 経済研究所, 教授 (50268132)
牧野 文夫 法政大学, その他部局等, 名誉教授 (70190337)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 中国 / 社会保障 / ミクロデータ / 所得格差 / 労働供給 / 家計金融資産投資 |
Outline of Annual Research Achievements |
第1に、研究代表者馬が中国家計所得調査(CHIP)および中国家庭追跡調査(CFPS)の新たなデータを取得でき、実証分析のための新たなミクロデータセットを構築し、実証研究を行った。研究成果が研究代表者馬の単著欧文図書2冊(Public Medical Insurance Reform in China、Employment,Female Employment and Gender Gap in China)および研究代表者馬が編著者として編著した欧文図書1冊( Retirement and Lifestyle in Aging East Asia)に公刊されている。 第2に、研究代表者馬と海外研究者との国際共同研究を行い、健康と高齢者の就業、労働移動と所得格差に関する研究成果は、Journal of Asian Economics、China & World Economy、China Economic Journalなどに公刊されている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
プロジェクト開始後、コロナ感染症が発生し、国内・海外の調査・学術交流が少なくなったが、ミクロデータを入手できたため、実証研究を行い、研究成果をまとめた学術論文(7本)が海外ジャナールで公刊されている。また、欧文学術書籍3冊が公刊されている。当初の計画以上に研究成果を発信でき、研究プロジェクトは順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
第1に、オンラインを活用し、実証調査は中国現地の研究機関(中国社会科学院人口と労働経済研究所)に委託し、最新の実態調査を実施する。 第2に、国際共同研究を促進し、浙江大学の海外学者メンバーとして最新のCHIPデータを用いて社会保障と所得格差に関する実証研究を進め、国際学術交流を進めながら、共同研究を促進し、国際ネットワークを構築する。また、復旦大学経済学部の国際共同研究プロジェクトに参加し、国際コンファレンスの参加、中国国内で学術書籍の出版などを通じて研究成果を発信する。 第3に、日本国内の若手研究者との共同研究を行い、若手研究者の育成に貢献する。
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