2020 Fiscal Year Annual Research Report
An Integrative Research on the Development of a New HRM Model from the Attribution Theory Perspective
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20H01545
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
竹内 規彦 早稲田大学, 商学学術院(経営管理研究科), 教授 (40387569)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関口 倫紀 京都大学, 経営管理研究部, 教授 (20373110)
鄭 有希 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (00468828)
金 素延 学習院大学, 国際社会科学部, 准教授 (70743201)
谷川 智彦 立命館大学, 経営学部, 准教授 (70802635)
竹内 真登 東北学院大学, 経営学部, 准教授 (50805025)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 人材マネジメント |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度(~2021年3月31日)には、本課題で設定した4つの研究プロジェクトのうち、①HRM帰属のマクロ(企業)レベル先行要因の特定化(研究I)、②HRM帰属のミクロ(個人)及びメゾ(職場)レベル先行要因の特定化(研究II)の2つ研究に着手し実施する。具体的には、以下の活動を行った。 第1に、HRM帰属のマクロ(企業)レベル先行要因の特定化に向けて、(1)マクロ組織行動研究に関する文献および資料の収集とレビュー、(2)HRM帰属に影響を与えるマクロレベルの先行要因に関する文献調査、(3)トップのリーダーシップスタイルや企業の経営戦略、組織風土等のマクロ要因が組織内の人材のHRM帰属過程に与える影響に関するヒアリング調査を実施した。以上は、研究Iに相当する活動である。 第2に、HRM帰属のミクロ(個人)及びメゾ(職場)レベル先行要因の特定化に向けて、(1)応用心理学・ミクロ組織行動研究に関する文献レビュー・資料収集、(2)チーム文脈、個人の職務特性等、ミクロ・メゾレベル要因が職場内の人材のHRM帰属過程に与える影響に関連したヒアリング調査、(3)HRM帰属パターンの違いに影響を与える職場及び個人レベルの先行要因に関する仮説モデルの提起、(4)新たに項目作成や尺度開発を行う必要があった一部測定尺度のパイロットサーベイを実施した。以上は、研究IIに相当する活動である。 第3に、本課題進捗により得られた諸知見を、口頭発表や論文投稿の形で発信を行った。いくつかの論文については国際的な主要学術誌に投稿中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、予定していた一部の活動については、翌年度に延期せざるを得なくなった。具体的には、(1)作成した測定尺度の修正版を確定させるための確認調査の延期、(2)国際学会の中止・延期に伴う一部成果の未公表などである。これらの活動については、翌年度に実施することで調整を行い、実際に翌年度(2021)年度に完了させた。そのため、コロナの影響で進捗がやや遅れたものの、その後キャッチアップすることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度(2022年度)は最終年度にあたり、実証結果に基づく統合フレームワークの作成と成果発表が主な課題となる。成果発表については、海外トップジャーナルに掲載可能な水準まで理論・実証の両面を引き上げることを主な方策とする。
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Research Products
(12 results)