2023 Fiscal Year Annual Research Report
An empirical study on the activators in organizations that contribute to effectual market creation
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20H01550
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
栗木 契 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (90294397)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 満梨 神戸大学, 経営学研究科, 准教授 (30552278)
横山 斉理 法政大学, 経営学部, 教授 (70461126)
高瀬 進 神戸大学, 経営学研究科, 経営学研究科研究員 (90724047)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | エフェクチュエーション / マーケティング / バリューイノベーション / 市場創造 / 不確実性 / fsQCA |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、企業のどのようなリソースの活用が組織内のエフェクチュアルな行動を活性化するかを明らかにし、市場創造型マーケティングの理解と実践の高度化に貢献することである。そのために本研究では、探索的な事例研究とその検証を進める。本研究では、まだ十分に解明の進んでいないこの関係に、探索的な事例研究とその検証を通じて取り組み、新規市場創造に向けたエフェクチュアルな行動を必要とする企業などへの新たな示唆を生み出すことを目指す。 令和5年度は、令和4年度までの文献調査を通じて検討した理論上、方法上の課題を、そして令和4年度までの比較事例調査の結果を踏まえて再検討した。その上で、事例調査の結果を活用して、データのコーディングを行い、fsQCAによる分析と結果の解釈を進めた。文献調査と比較事例調査の再検討では、市場と関わるなかで組織が直面する不確実性が、市場創造のリソースとなることに着目し、この不確実性というリソースとエフェクチュエーションの関係の検討を進めた。その上で市場創造を導くエフェクチュアルな行動と不確実性との関わりについての先行研究の整理と体系化、そして事例研究の比較検討の結果を踏まえて探索的な量的検証の枠組みを設定し、データのコーディングを行い、fsQCAによる分析と解釈を進めた。このfsQCAを用いた分析と解釈については、今後の論文投稿に向けた執筆作業を研究代表者と分担者で進めている。文献調査と比較事例調査の再検討の結果については、令和5年度中に書籍、論文、学会報告などのかたちで発表するとともに、令和6年度中にも新たな書籍として公刊する予定である。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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