2022 Fiscal Year Annual Research Report
Prenatal Testing and Disability in Modern Asia: International Comparison
Project/Area Number |
20H01564
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
白井 千晶 静岡大学, 人文社会科学部, 教授 (50339652)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
二階堂 祐子 国立民族学博物館, 超域フィールド科学研究部, 外来研究員 (40831269)
菅野 摂子 明治学院大学, 社会学部, 研究員 (60647254)
洪 賢秀 明治学院大学, 社会学部, 研究員 (70313400)
松尾 瑞穂 国立民族学博物館, 超域フィールド科学研究部, 准教授 (80583608)
木村 美也子 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (80635441)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 出生前検査 / 障害 / アジア / 人工妊娠中絶 / 生殖医療 / 生命倫理 / 生殖 / ジェンダー |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の対象は、日本を含む東アジア、東南アジア、南アジアの9か国(日本、韓国、台湾、フィリピン、ベトナム、ミャンマー、タイ、シンガポール、インド)であるが、比較対象のために、今年度は、非アジア圏を含む8か国でインターネット調査を実施した(アメリカ合衆国、カナダ、イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、中国)。英語、中国語を公用語とする国であり、同じワーディングで調査を実施することができた。集計、分析は2023年度におこなうが、先に実施したアジア9か国の特徴が浮き彫りになると考える。 また、新型コロナウィルス後の医療環境が懸念されるところではあるが、遅れていた現地調査およびインタビュー調査を開始した。2022年度は、韓国、台湾、フィリピン、ベトナム、タイ、シンガポールで調査を実施した。各国の保健医療体制を考慮して、原則的に、都市圏と非都市圏の2地域で調査をおこなうこととし、出生前検査に関する状況や障害に関する福祉、ケア、支援について現地調査した。また、同様に原則として2地域において、出生前検査に関わる医療者、障害に関する支援者や団体、出産経験のある女性に出生前検査と障害に関するインタビューを実施した。現在、データ化を進行中である。 研究成果公開としては、2021年度に実施した9か国インターネット調査の結果を日本母性衛生学会において、口頭発表を3報告連続でおこなうなど、公開に努めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウィルス感染拡大により現地調査が実施できずにいたが、海外対象国への入国や医療機関での調査が徐々に解除され、2022年度末には対象国の半数以上で調査を実施することができた(韓国、台湾、フィリピン、ベトナム、タイ、シンガポール)。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度には、残る海外調査を完了し、インターネット調査のデータ完成と分析、国際学会で報告、報告書や書籍等の準備をする予定である。
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Remarks |
アジアにおける出生前検査と障害をめぐる実証的研究 アンケート調査一次報告書(抄録版)http://hdl.handle.net/10297/00029190 アジアにおける出生前検査と障害をめぐる実証的研究 : アンケート調査一次報告書(全体版)NII書誌ID(NCID)BC1765303X
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[Journal Article] Introduction2023
Author(s)
Matsuo, Mizuho
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Journal Title
Life, Illness and Death in Contemporary South Asia: Living through the Age of Hope and Precariousness
Volume: -
Pages: 1-16
Int'l Joint Research
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