2023 Fiscal Year Annual Research Report
International Comparative Study of the Post CAP-STEM Type Academic Profession in Knowledge Based Society
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20H01642
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
有本 章 広島大学, 高等教育研究開発センター, 名誉教授 (00030437)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金 良善 広島大学, 高等教育研究開発センター, 准教授 (10802861)
大膳 司 広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (60188464)
黄 福涛 広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (60335693)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 大学教授職 / 研究生産性 / キャリア形成 / 社会貢献 / 共同研究 / 順序ロジスティック回帰分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
大学教授職にとって研究生産性が高いことは、自身のキャリアばかりではなく、社会への貢献という面から重要なことである。そこで、研究生産性の高い大学教員の特徴について検討した。 その結果、研究生産性の高い大学教員の特徴は、男性(若手教員ほどその影響が強い)、専門がSTEM分野、博士号を若くして取得している(若手教員ほどその傾向が強い)、研究大学に所属している(高齢教員ほどその傾向が強い)、職位が教授・准教授(ミドル教員で最もよく当てはまる)、有期雇用(若手教員ほどその傾向が強い)、高額な交付研究費の取得(高齢教員ほどその影響力が強い)、研究活動時間数(若手教員ほどその傾向が強い)、共同研究者がいる(高齢教員ほどその影響力が強い)、国際的視野や指向性の研究を進めている(ミドル教員で最もよく当てはまる)、であった。 順序ロジスティック回帰分析を用いて、研究生産性の高い大学教授職の特徴を確認した。「男性」「研究大学」「教授・准教授」「高額な交付研究費額」「研究時間数」「博士学生と共同研究を行っている」「外国人研究者と共同研究を行っている」が危険率5%において研究生産性を有意に規定していた。そのうち、「博士学生との共同研究」と「外国人研究者との共同研究」は危険率0.1%において有意に研究生産性を規定していた。 年代別に研究生産性を有意に規定している変数を確認した。39歳以下の教員では、「STEM分野」「企業・民間部門での労働経験有り」「外国人研究者と共同研究を行っている」が危険率5%において有意に研究生産性を規定していた。40~54歳の教員では、「男性」「交付研究費額」「外国人研究者との共同研究」が危険率5%において有意に研究生産性を規定していた。55歳以上の教員では、「博士学生との共同研究」「異分野研究者との共同研究」が危険率5%において有意に研究生産性を規定していた。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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