2023 Fiscal Year Annual Research Report
Educational beliefs of families with Japanese marriage migrants: Analysis of life stories in five Asian countries
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20H01648
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Research Institution | Sagami Women's University |
Principal Investigator |
渡辺 幸倫 相模女子大学, 学芸学部, 教授 (60449113)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田ラウンド 幸世 横浜市立大学, 都市社会文化研究科, 客員研究員 (60383535)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 国際結婚 / 在外日本人 / 教育意識 / ナラティブインタビュー / 教育戦略 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、アジア5か国(中国、韓国、フィリピン、タイ、シンガポール)で子育てする国際結婚家庭に着目し「日本人当事者」と「相手方配偶者」の両者を対象に教育意識を軸としたライフストーリーを収集・分析することにある。教育意識には世代を超えたアイデンティティの変容が象徴的に表れる。本研究では収集した様々な事例の分析において、あえて一つの理論やモデルに収斂させず、国内外の共同研究者がそれぞれの専門的視点(教育学、バイリンガリズム、社会学など)から検討できる仕組みを構築し、考察することとし、1)各国の研究協力者とナラティブ理論に基づく研究手法共有と共同研究の環境構築、2)各国でのインタビュー実施と共同分析、3)研究成果の発表・還元と行っていくことを計画した。各国の調査からは親の教育への参与方法や学校選択の理由などに共通点が見つかると同時に、各国、各家庭のそれぞれの事情も浮かび上がってきた。 2023年度には最終年度として十分な調査研究、および研究果の発表を行うことができたと考える。特に、昨年度進行が遅れていた中国部分の研究についても新たな研究協力者を加えることができ、短期間に大いに研究を進めることができたことは評価できる。具体的な成果としては、日本、韓国、タイ、ヨーロッパと各地で開催された国際学会で合計9件の研究発表を行った。また定期的なオンラインでの意見交換や研究会に加えて、対面での研究集会も2022年度に続いて実施し、さら各学会発表で公表した研究成果を統合するような議論を深めることができた。同時にWEBでの研究成果の公表も積極的に行った。なお2024年度中に出版予定の書籍に2本の論文の掲載が確定しているほか、本研究全体の研究成果を取りまとめた書籍の出版を準備中である。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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