2023 Fiscal Year Annual Research Report
Aiming for Art-Based Humanity: Fundamental Research for Art Writing Education
Project/Area Number |
20H01669
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
直江 俊雄 筑波大学, 芸術系, 教授 (10272212)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
澤田 浩子 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (70379022)
吉田 奈穂子 筑波大学, 芸術系, 助教 (80844711)
森山 朋絵 東京藝術大学, 学内共同利用施設等, 講師 (90812214)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | アートライティング教育 / アートベースドヒューマニティ / 美術教育 / 日本語教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本の高等学校におけるアートライティング教育の状況について,2005年と2021年に行った質問紙(オンラインによる回答を含む)による全国調査の結果をもとに,16年を経ての変化を明らかにし、論文「高等学校におけるアートライティング教育の状況:2005年と2021年の全国調査から」として学会誌に発表した。同論文では、アートライティング教育の実践状況、アートライティング教育の意義に関する美術教員の見解、アートライティングのエッセイコンテスト参加校の回答傾向や,調査結果に関する背景的要因について議論を行った。 高校生によるアートライティングについて,主に語彙・構文分析を通して明らかになった言語的特性を示し,美術教育におけるその可能性を検討し、論文「高校生によるアートライティングの言語的特性:指示詞と体言止めによる体験共有への志向をめぐって」として学術雑誌に投稿した(掲載決定)。同論文では,アートライティングに関するコンテストに応募された551編のテキストデータを主な研究対象とし,形態素解析ツールを使用して高校生の文章に出現した言語形式の計量的データを算出し,実際の用例を取り上げて質的な観察と分析を行った。 ラップランド大学(フィンランド)教授グレン・クーツ氏の講演「アートベースドヒューマニティ:芸術による学習を国際美術教育学会(InSEA)とともに」を美術科教育学会弘前大会にて行った。同大会では他に、研究分担者による「大学におけるアートライティング教育の実践と意義-『名作の彩り』の事例から-」、研究協力者による「アートを通して南極とつながる-高校国語科と美術科による絵本制作を通した授業実践-」の研究発表も行なった。 森山朋絵氏(東京藝術大学)を研究分担者に加え、現代アートによるアートライティングの可視化表現について、アーティストと協力しつつ試作と作品展示の可能性を探究した。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)