2022 Fiscal Year Annual Research Report
芸術創作領域における創造的熟達の学習過程の解明と熟達支援手法の開発
Project/Area Number |
20H01761
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
岡田 猛 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (70281061)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 大地 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 助教 (00724486)
三井田 盛一郎 東京藝術大学, 美術学部, 教授 (20305519)
横地 早和子 東京未来大学, こども心理学部, 准教授 (60534097)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 芸術 / 創造性 / 熟達化 / 創作プロセス / 教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,芸術創作領域における熟達過程の特徴の解明とその特徴を踏まえた熟達支援手法の開発を目指すことである。芸術領域におけるプロフェッショナルが培ってきた「独自の学習過程」を解明し,その学習過程の理論構築をすることで,専門家の育成場面への応用が期待される。 2022年度は,ドローイング制作の心理実験を実施した。この実験は感染症対策の観点からオンラインでの実施となった。ドローイング制作のための備品等を実験参加者の自宅に郵送し,その場で複数の作品を制作してもらった。制作の様子を録画すると共に,制作中に考えていることの発話を記録したり,制作直後に内省を録るなどしてデータ収集を行った。また,制作された作品につての専門家評定も実施し,学年の異なる学生らのドローイング作品が,専門家から見てどのような特徴の差を有するのかも検討した。現在は,制作過程の各種データや制作物の特徴・評定等の分析を進めている。 この他にも,芸術系大学の学生を対象に,創作にまつわる悩みやその対処法についてインタビュー調査を実施した。この調査は,美大生が自らの創作活動に関連してどのような悩みや困難に直面し,それをどのように解決してきたのかに焦点を当てた。これらの実験・調査等のデータはまだ分析中であるが,学年の異なる学生らの作品制作過程や問題解決過程の違いの検討を通じて,芸術領域における学習・探索過程のモデルの構築を進める予定である。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)