2023 Fiscal Year Annual Research Report
うつ病に対するインターネット支援型認知行動療法の効果検証と普及法の確立
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20H01772
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
中川 敦夫 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (30338149)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邊 衡一郎 杏林大学, 医学部, 教授 (30230957)
佐渡 充洋 慶應義塾大学, 保健管理センター(日吉), 教授 (10317266)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 認知行動療法 / うつ病 / ITC / ランダム化比較試験 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度(初年度)は、インターネット支援型認知行動療法ツール(実施マニュアル、介入マテリアル、動画等)の整備、「インターネット支援型認知行動療法」の実技研修、コンサルテ ーション用のツールの作成、多施設共同ランダム化比較試験の準備を行い、研究プロトコールを作成し、倫理委員会において承認を得た。2021年度(2年目)より臨床試験登録を開始し2021年度末までに12例の登録したが、コロナ感染拡大による影響でリクルートは順調に進まなかった。新型コロナ感染により対面面接を制限する施設も多く、対面面接の補完としてオンライン面接も随時実施可能とする研究計画の変更を行った。新型コロナ感染拡大で対面面接が回避されるなか、ニュースレターを発行して各施設の状況の紹介や試験実施Q&Aを示し、一体感に努めた。2022年度(3年目)より、研究事務局体制を強化し、登録数を23例まで積み上げた。また、分担施設として4つの医療機関を増やすなど研究実施体制を整備した。2023年度(4年目・最終年度)は、23の医療機関で研究を進めた。最終年度までに21医療機関で患者登録され(採用率91.3%)、合計44例が登録された。速報値であるが、介入を終了した39例(CBT群n=19、待機群n=20)のうつ病重症度QIDS得点は開始時14.4点であったが、介入後のQIDS得点は8.7点に減少した。CBT群の介入終了時はQIDS得点6.3点、待機群のQIDS得点は11.0点であった。コンサルテーションをうけた認知行動療法初学者の感想としては「インターネットやノートなどツールを活用した認知行動療法は手順が明確であり、非常に取り組みやすかった」「コンサルテーションを通じて、目前の患者の病態の捉え方や困りごとの解決への道筋、また次回への注意点など非常に具体的なご助言をいただき、安心して取り組むことが出来た」という感想を得た。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(16 results)