2023 Fiscal Year Annual Research Report
Understanding Multimessenger Connections among High-Energy Cosmic Particles
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20H01901
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
村瀬 孔大 京都大学, 基礎物理学研究所, 特任准教授 (00839433)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井岡 邦仁 京都大学, 基礎物理学研究所, 教授 (80402759)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | マルチメッセンジャー / ニュートリノ / ガンマ線 / 超高エネルギー宇宙線 |
Outline of Annual Research Achievements |
超高エネルギー宇宙線と高エネルギーニュートリノの起源の有力候補としてブレーザーと呼ばれる活動銀河のフレアが議論されている。ブレーザーのガンマ線データを解析し、フレア時と静穏時に放出されるエネルギー量を比較した。フレア時に出ているガンマ線は10%程度である一方、ニュートリノ放射はフレア時の放射が支配的である可能性があることがわかった。 高エネルギーニュートリノと高エネルギーガンマ線の起源について、2019年に提案した活動銀河コロナからの高エネルギー放射理論の研究をさらに進め、NGC 1068、NGC 4151、NGC 4945、Circinus銀河からのニュートリノとガンマ線スペクトルの理論計算、及びガンマ線データの解析を行った。NGC 1068とNGC 4151のニュートリノデータを説明しつつ、NGC 1068とNGC 4945のガンマ線データにコロナ起源と無矛盾な兆候があることを発見した。 相互作用型の超新星からの高エネルギー放射を包括的に計算するコードを完成させ、銀河系内に超新星が起きた場合にLHCのATLAS検出器での高エネルギーニュートリノ検出可能性を調べた。 継続時間の長いガンマ線バーストについて、高エネルギーニュートリノとMeVニュートリノの相互作用を通したニュートリノ振動が起こることを世界で初めて指摘した。またoff-axisガンマ線放射の定量的計算を行った。 継続時間が短いガンマ線バーストについて、ニュートリノと重力波の同時検出可能性を詳しく調べた。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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