2022 Fiscal Year Annual Research Report
A Study on Designing of Energy Integrated Road toward ARI
Project/Area Number |
20H02269
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
屋井 鉄雄 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 教授 (10182289)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福田 大輔 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (70334539)
平田 輝満 茨城大学, 理工学研究科(工学野), 教授 (80450766)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | エネルギー統合型道路 / 拡張道路インフラストラクチャ / メンタルエンベロープ理論 / 自動運転公共交通システム / 次世代モビリティ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、技術イノベーションを通じて道路インフラの各種要素・機能が再構成されたARIの将来像を構想し、特にその中でエネルギー要素を一層活用する新たな道路システムにおいて、道路、モビリティ、エネルギーの各々に着目し、各々が適切に共進化するための技術的・社会的条件を学術的に明らかにすることを目的に進めた。 本年度は特に、自動運転公共交通システム性能を左右する要因の分析という視点から、高齢運転者の挙動が他の交通の妨害や性能低下を誘発する可能性を検討するため、高齢者のオーバーライド時に自動運転の継続時間次第で覚醒水準低下が生じ事故リスク等が増す可能性や、高齢ドライバーが複数の連続インシデントへ直面し当初の認識を欠落させるリスクの可能性等に着目し、Driving Simulatorを改修してVR空間上での被験者の挙動・生理・脳波データと意識データ等を取得可能なシステムを構築した上で、被験者走行実験を行い、上記の仮説検証を進めて実験・分析結果を取りまとめている。 また、歩道・混在空間のエンベロープシミュレータの構築と仮説検証という課題を対象にして、道路のARI化の進展に伴い自動運転車両や低速自動移動体が普及した状況で、物理的エンベロープ次第で歩行者、低速モビリティ等の危険意識や順応行動等が有意に変化する可能性を想定して、メンタルとフィジカルの両者のエンベロープの効果影響を分析可能なシミュレータを作成し、仮想空間上に物理的エンベロープを発生させ、また複数の移動体を登場させる環境下で通行シミュレーションを繰り返すことで、エンベロープに関わる行動・心理仮説の展開・検証等を行い,混在空間の利用・計画のありかたを考察している。 以上の新たな成果と,過年度の成果とを踏まえて,未来の道路空間上に展開される自動運転車両,歩行者や新たなモビリティが共存するための条件等を考察して取りまとめた。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)