2023 Fiscal Year Annual Research Report
レバレッジ・ポイントを中心とした復興まちづくりの実践と評価に関する研究
Project/Area Number |
20H02279
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
松村 暢彦 愛媛大学, 社会共創学部, 教授 (80273598)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 昌善 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (10824104)
片岡 由香 愛媛大学, 社会共創学部, 講師 (20747307)
羽鳥 剛史 愛媛大学, 社会共創学部, 教授 (30422992)
渡邉 敬逸 愛媛大学, 社会共創学部, 准教授 (30711147)
萩原 拓也 名城大学, 理工学部, 助教 (60816859)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 復興まちづくり / レバレッジ・ポイント / 河川空間 / 住民参加 / 防災学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、西日本豪雨災害で大きな被害を受けた西予市野村地区をフィールドに復興まちづくりの実践と評価を行っている。本年度は住民自治会、商店街、高等学校、NPO、行政などの地域のステークホルダーとともにのむら復興まちづくりデザインワークショップを4回開催した。ワークショップでは、左岸のレクリエーション広場の実施設計と24年3月の防災広場のオープニングイベントの住民企画をを主なテーマとして実施した。また、野村高等学校と連携して、探求の時間を使って、菜園共創プロジェクトを実施した。右岸側の工事完了後に野村高校が管理する菜園ができる計画になっており、被災エリアの市の先行取得地で完了後の菜園を社会実験として実施した。具体的には、サツマイモの栽培と収穫を幼稚園、保育園の園児と行い、新たな組織間のネットワーク形成がなされた。また、野村町の住民全世帯に対して時間的展望に関するアンケート調査を実施した。まず、時間的展望を構成する4つの因子「現在充実」「目標志向性」「過去受容」「希望」と個人属性の関連では、既往研究で示されている家族の存在が時間的展望に影響を与えることが本研究でも明らかになった。また、災害前後の地域活動、復興支援活動に参加している人のほうが参加していない人に比べて有意に時間的展望が高いことが明らかとなった。災害前に比べて有意な項目が増加していることから、災害後の地域活動や災害復旧復興活動は地域の時間的展望の「現在充実」や「目標志向性」に与える影響があることが明らかとなった。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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