2022 Fiscal Year Annual Research Report
深層学習と電磁波レーダによるインフラ内部構造3次元可視化と造影補修剤の開発
Project/Area Number |
20H02401
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Research Institution | Sendai National College of Technology |
Principal Investigator |
園田 潤 仙台高等専門学校, 総合工学科, 教授 (30290696)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木本 智幸 大分工業高等専門学校, 電気電子工学科, 教授 (30259973)
金澤 靖 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50214432)
山本 佳士 法政大学, デザイン工学部, 教授 (70532802)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 深層学習 / 地中レーダ / 社会インフラ / 3次元可視化 / レーダ画像処理 / FDTDシミュレーション / インフラ点検 / 災害 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は実際のインフラ点検現場の検証を行った。岩手県雫石町雫石川法面の動物穴の検出を2022年11月4日および12月2日,岩手県盛岡市北上川堤防法面の漏水箇所検出を2022年11月7日に80MHz帯の周波数の地中レーダを使用して実施した。インフラ点検実験は,国土交通省東北地方整備局と株式会社建設環境研究所とともに実施した。雫石町の雫石川堤防法面の動物穴の検出実験では,深さ5 m程度の位置に直径20 cm程度の穴が複数箇所に存在することを検出し3次元で可視化した。盛岡市北上川堤防法面の漏水箇所検出では,天端から1 m程度の深さの位置に水が蓄積されている箇所を検出した。 災害捜索への応用として,東日本大震災で児童4名が行方不明になっている石巻市大川小学校周辺での行方不明者捜索を750 MHz帯の周波数の地中レーダを使用して2022年10月23日,11月13日,11月26日,12月11日,2023年1月15日,2月6日,3月19日に実施した。捜索実験は,行方不明者遺族会や石巻市教育委員会などとともに実施した。実験では,石巻市長面の尾の崎海岸において,地中レーダを搭載して自動走行できる地中レーダロボットを用いて,広範囲を自動で捜索し地中の3次元分布を明らかにし,行方不明者の手がかりに繋がる可能生がある物体の位置を検出し,来年度掘削することとした。この実験の様子は,NHK,東北放送,khb東日本放送,日経新聞,読売新聞,朝日新聞,河北新報などで報道された。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(14 results)