2022 Fiscal Year Annual Research Report
先端量子ビームが解き明かす金属/樹脂接合界面の階層構造と接着機構
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20H02455
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
宮崎 司 京都大学, 産官学連携本部, 特定教授 (70789940)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹中 幹人 京都大学, 化学研究所, 教授 (30222102)
山本 勝宏 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (30314082)
青木 裕之 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 J-PARCセンター, 研究主幹 (90343235)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ポリプロピレン / 中性子反射率 / 高温高湿度環境 / 界面水偏析 / 軟X線反射率 |
Outline of Annual Research Achievements |
調湿環境下での中性子反射率測定により、樹脂/無機基板界面への水偏析量の定量化方法を確立した。これにより、室温~85℃の温度でかつ、0~85%RHの相対湿度までの条件下で、樹脂/無機基板界面の水分量を定量化することできるようになった。界面のシランカップリング処理により、偏析する水分量が大幅に下がることがわかった。界面制御に向けて指針となる評価方法が確立したと言える。 25~85℃、0~85%RHまでの種々の調湿条件でポリプロピレン/シリカ界面への水の吸着等温線を測定し、界面に偏析する水の吸着等温線は温度に関係せず相対湿度の関数になることがわかった。その結果、界面に偏析する水分量への、分子鎖の運動性の影響等はないことがわかった。 また遅れていた軟X線反射率計の開発もようやく終了し、初期のデータが得られた。今後さらに改良を重ねれば、定量的で有益なデータが得られるようになると思われる。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)