2020 Fiscal Year Annual Research Report
Development of catalytic oxidation of alkanes using water as an oxygen source
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20H02734
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
三宅 由寛 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (00347270)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 酸化反応 / 水 / アルカン |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度はニッケルピリジノファン錯体を用いたシクロオクタンの酸化反応を行い、アルコールが高選択的に得られることを明らかにした。このとき窒素上置換基であるアルキル基の立体的かさ高さが反応性に影響を与えることを見いだした。また、溶液中で触媒が単核錯体として存在すること、反応中間体としてニッケルオキシル種が生成していることを実験的に明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ニッケル錯体を用いた酸化反応における反応性中間体についての知見が得られたことは今後の反応設計において重要であったため。
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Strategy for Future Research Activity |
遷移金属ピリジノファン錯体だけでなく、既にアルカンの酸化反応において触媒活性を示すことを見いだしている電子不足性錯体であるジアザポルフィリン金属錯体についてもあわせて反応を検討する。
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Research Products
(6 results)