2020 Fiscal Year Annual Research Report
Molecular basis underlying color pattern diversification through chromosomal inversions within a single gene
Project/Area Number |
20H03003
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Research Institution | National Institute for Basic Biology |
Principal Investigator |
安藤 俊哉 基礎生物学研究所, 進化発生研究部門, 助教 (10709744)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐原 健 岩手大学, 農学部, 教授 (30241368)
藤本 章晃 岩手大学, 農学部, 特任助教 (10868102)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ナミテントウ / 染色体逆位 / エピジェネティクス / ゲノム編集 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、単一遺伝子の染色体逆位がいかにして表現型の多様化をもたらすのかに着目し、その背景にある分子基盤の解明を目的とした。今年度は、ナミテントウの斑紋の多様化に寄与するpannier遺伝子座で生じた染色体逆位領域の周辺のエピゲノム情報の収集とゲノム編集による機能解析系の確立を推進した。主要4斑紋型のエピゲノム情報が揃いつつあるとともに、CRISPR-Cas9を用いたノックアウトの実験系を確立した。染色体逆位によって引き起こされたエピゲノム情報変化の推定と機能解析を進める準備が整った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
計画通りpannier遺伝子座周辺のエピゲノム情報が取得されつつあり、ゲノム編集によるノックアウトの実験系は確立できた。一方で、組み換え酵素を用いた遺伝子操作法の検討に時間を要しており条件検討が完了していないため。
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Strategy for Future Research Activity |
組み換え酵素を用いた遺伝子操作法の検討を引き続き続けるとともに、ノックアウト法を駆使したエピゲノム修飾の機能解析を進める。
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Research Products
(4 results)