2022 Fiscal Year Annual Research Report
多様な選択的オートファジーの分子基盤と生理機能の解明
Project/Area Number |
20H03213
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
森下 英晃 順天堂大学, 医学部, 准教授 (90783499)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 選択的オートファジー / 細胞内品質管理 / リソソーム / ユビキチン |
Outline of Annual Research Achievements |
本課題は、選択的オートファジーの分子機構や意義を明らかにすることを目的としている。昨年度は主に培養細胞やマウスを用いて、すでに同定されている基質についての選択的オートファジーによる分解の分子機構や意義に関する研究を展開した。具体的には、肝細胞がん細胞株Huh-1(p62液滴に富む)をモデルとして、ゲル様の構造体として集積し分解される選択的基質の成分(ユビキチン化タンパク質やp62がコアを形成)の精製・標識法を改良し効率を向上させた。続いて最新鋭の質量分析計を用いることで、p62陽性構造体に含まれるタンパク質群を網羅的に同定した。新規選択的基質や他のさまざまな選択的オートファジーレセプターが細胞内のp62陽性構造体に集積することも免疫電顕やCLEM法を用いて証明した。さらにオートファジー欠損マウスを用いて、これらの基質の生体内における局在や表現型を解析した。これらの解析を通じて、RNA結合タンパク質を新規基質として同定できたため、その分解のメカニズムや意義について培養細胞、マウスを用いて解析した。これらの成果は選択的オートファジーの基質の多様性を示すものであり、国際誌に論文として投稿した。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Phosphorylation of phase-separated p62 bodies by ULK1 activates a redox-independent stress response2022
Author(s)
Ikeda R, Noshiro D, Morishita H, Takada S, Kageyama S, Fujioka Y, Funakoshi T, Komatsu-Hirota S, Arai R, Ryzhii E, Abe M, Koga T, Nakao M, Sakimura K, Horii A, Waguri S, Ichimura Y, Noda NN, Komatsu M.
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Journal Title
bioExiv
Volume: 1
Pages: 521356
DOI
Open Access
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