2022 Fiscal Year Annual Research Report
全脳細胞解析による不安制御に関わる神経基盤の解明と創薬研究への応用
Project/Area Number |
20H03391
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
笠井 淳司 大阪大学, 大学院薬学研究科, 准教授 (40454649)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | ストレス / 前障 / 不安 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、不安障害の患者数は急増しており、認知症患者数よりも多く、社会負担が甚大ながら、成因・病態機構や治療機序が未解明で新規治療薬の開発も長年失敗している。本研究では、それを打開するため、応募者らが最近開発した方法論を駆使し、従来研究では見逃されていた病態の詳細な分子・神経基盤の解明を通じ、新たな治療法の確立に貢献する。具体的には、最新の高精細全脳イメージング法および単一細胞トランスクリプトーム解析法を組み合わせ、強い精神的ストレスに暴露された脳を、全脳細胞レベルで解析し、ストレス誘発不安様行動を制御する神経基盤を明らかにすることを目指している。本年度は、特定の細胞集団の不安関連行動時の神経活動が、ストレス曝露の前後で増加することを見出し、ストレスを負荷しない場合は、慣れにともない活動が低下することを見出した。
|
Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(2 results)