2023 Fiscal Year Annual Research Report
プロスタグランジン受容体を標的とした構造に基づく創薬
Project/Area Number |
20H03434
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
森本 和志 九州大学, 薬学研究院, 助教 (10826548)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
広川 貴次 筑波大学, 医学医療系, 教授 (20357867)
細谷 孝充 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 教授 (60273124)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | プロスタグランジン / GPCR |
Outline of Annual Research Achievements |
主に5種類存在するプロスタグランジン(PG)類のうち、PGE2にはシグナル伝達の異なる4種類の受容体が存在し、最も多様な生理作用を担っている。このうちのEP4受容体は、腸管粘膜保護やがん免疫応答に関わることから、近年、潰瘍性大腸炎や抗がん剤開発の標的として注目されており、既存のものとは異なる骨格を持つEP4標的化合物が求められている。 研究代表者らはこれまで、アンタゴニストを結合した不活性型EP4受容体の結晶構造 およびGsタンパク質を結合した活性型EP4受容体のクライオ電子顕微鏡構造を決定してきた。そこで本年度は、これらの立体構造を用いたin silicoリガンドスクリーニングを実施した。 不活性型、活性型それぞれの立体構造を鋳型としてドッキングシミュレーションにより、700万を超える化合物ライブラリーの中から、スコアの高い化合物をそれぞれ約70種を選定した。続いて、EP4受容体発現細胞を用いたシグナルアッセイを実施した結果、アンタゴニストおよびアゴニスト活性を有する化合物を複数見出した。これらの化合物は、既存の化合物に比べると活性は劣るものの、新規の骨格として今後、誘導体化による構造改変の有望なプラットフォームとなることが期待される。
|
Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(26 results)
-
-
-
[Journal Article] Inhibition of 7-dehydrocholesterol reductase prevents hepatic ferroptosis under an active state of sterol synthesis2024
Author(s)
Yamada Naoya,Karasawa Tadayoshi,Ito Junya,Yamamuro Daisuke,Morimoto Kazushi,Nakamura Toshitaka,Komada Takanori,Baatarjav Chintogtokh,Saimoto Yuma,Jinnouchi Yuka,Watanabe Kazuhisa,Miura Kouichi,Yahagi Naoya,Nakagawa Kiyotaka,Matsumura Takayoshi,Yamada Ken-ichi,Ishibashi Shun,Sata Naohiro,Conrad Marcus,Takahashi Masafumi
-
Journal Title
Nature Communications
Volume: 15
Pages: 2195
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-