2022 Fiscal Year Annual Research Report
プラズマ細胞の長期生存と免疫調節機能を支える分子基盤の解明
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20H03503
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
伊勢 渉 大阪大学, 感染症総合教育研究拠点, 教授 (70323483)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | プラズマ細胞 / 生存 / インテグリン |
Outline of Annual Research Achievements |
1)昨年度見出したインテグリンβ7陽性プラズマ細胞が骨髄移動性プラズマ細胞であることを確認した。まず末梢リンパ組織のインテグリンβ7陽性、陰性プラズマ細胞、および骨髄プラズマ細胞を分離し、遺伝子発現を比較した。その結果、インテグリンβ7陽性プラズマ細胞は遺伝子発現パターンが骨髄プラズマ細胞に似通っていた。次に抗体レパトアを比較したところ、骨髄プラズマ細胞とインテグリンβ7陽性プラズマ細胞では共通する抗体遺伝子がより多く見られた。このことから末梢リンパ組織のインテグリンβ7陽性プラズマ細胞は骨髄へ移動するプラズマ細胞集団であることが示唆された。 2)転写因子KLF2はプラズマ細胞の骨髄移動に必須の分子であることを明らかにした。B細胞から誘導性にKLF2を欠損させると、脾臓中には抗原特異的プラズマ細胞が誘導されるものの、血液中および骨髄に抗原特異的プラズマ細胞は認められなかった。また脾臓のKLF2欠損プラズマ細胞はインテグリンβ7の発現を欠いており、KLF2がインテグリンβ7の発現を制御する分子であることが明らかとなった。一方、インテグリンβ7欠損プラズマ細胞は脾臓から血液、骨髄へと正常に移動できたことから、インテグリンβ7は骨髄移動性プラズマ細胞のマーカーではあるが、骨髄移動には機能的に必要ないこと、そしてインテグリンβ7以外のKLF2依存性分子がプラズマ細胞の骨髄移動に必要とされることが示唆された。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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