2022 Fiscal Year Annual Research Report
Bassoon proteinopathyの病態解析研究
Project/Area Number |
20H03585
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
矢部 一郎 北海道大学, 医学研究院, 教授 (60372273)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原 太一 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (00392374)
矢口 裕章 北海道大学, 医学研究院, 准教授 (00421975)
池内 健 新潟大学, 脳研究所, 教授 (20372469)
高橋 秀尚 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (30423544)
大塚 稔久 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (40401806)
若林 孝一 弘前大学, 医学研究科, 教授 (50240768)
畠山 鎮次 北海道大学, 医学研究院, 教授 (70294973)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | BSN proteinopathy / ノックインマウス / BSN遺伝子変異 / タウオパチー |
Outline of Annual Research Achievements |
申請者は家族歴を有する進行性核上性麻痺(progressive supranuclear palsy; PSP)の家系例から、Bassoon(BSN)遺伝子の変異によりタウオパチーが発症・増悪する可能性があることを発見した(Yabe I, et al. Sci Rep 2018; 8: 819)。BSN遺伝子変異による病理像は3リピートと4リピートのタウ蛋白質が蓄積するタウオパチーであり、海馬硬化を伴い既存の報告にない病態であることも示した。その結果、申請者の論文を引用し、Bassoon proteinopathyという疾患概念が提唱された (Schattling B, et al. Nat Neurosci 2019; 22; 887-896)。本研究において、Bassoon proteinopathyの病態解析研究を継続した。モデルマウス(ノックインマウス)作製と、多発性硬化症などの多様な神経疾患におけるBSN遺伝子レアバリアントの検討と、BSN遺伝子変異例の集積と神経病理学的解析を行った。その一部データを投稿準備中である。なお、モデルマウスにおいては、作成後3ヶ月齢での行動解析が終了した。現在12ヶ月齢での行動解析を行っている。また病理所見に関しては新たに2例BSN変異例の剖検所見を認め、現在論文投稿準備中となっている。申請者が同定したまた近年、われわれが報告したBassoon変異によりショウジョウバエモデルにおいてタウオパチーが増悪することが報告されている。このようにBassoonタンパク質の機能変化によりタウオパチーが増悪する可能性があり、その病態解析をより詳細に行うべく、現在ノックインマウスにおいて、病理検討を行うべく実験を継続としている。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)