2020 Fiscal Year Annual Research Report
双極性障害トリオ試料におけるポリジェニックリスクスコアを用いた画像ー遺伝子研究
Project/Area Number |
20H03605
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
松尾 幸治 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (00292912)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 忠史 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, チームリーダー (30214381)
小澤 栄人 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (90255109)
松岡 孝裕 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (90255092)
下出 崇輝 埼玉医科大学, 医学部, 助教 (20870314)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 精神医学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、双極性障害トリオ試料におけるPGRSを用いて、PGRSが高さと関連した脳部位をMRIにより見いだすことである。 研究者が所属先の埼玉医科大学病院および理化学研究所の倫理審査委員会(IRB)の承認は下りている。また、定期的に研究者同士で話し合いを重ねており、本研究の被験者リクルートを開始する段階だった。MRIの撮像プロトコルも決定していた。 しかしながら、被験者リクルートを開始しようとした矢先に、COVID-19により、臨床医と兼業している研究者は感染者への対応等の病院業務が過多になったこと、コロナ対策による医学部授業の対応に必要以上に時間を要したこと、それらに伴うメンタルストレスが負荷されたこと、MRI撮像がCOVID-19のため臨床上最小限に抑えられたため研究用に撮像することは困難となったことが重なった。さらに施設として研究業務が一時全て停止された状態になった。年度後半に、研究を開始しようと試みたが、実験プロトコルの唾液サンプル採取に、被験者及び実験者が感染をおそれ、リルクートは全く進まなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19により、研究遂行停止および研究時間が取れなかったこと、唾液サンプル採取の被験者および実験者の抵抗感によりリクルートが進まなかった
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Strategy for Future Research Activity |
通常診療に加えCOVID-19診療で臨床に時間が取られる中、研究者を増やし、一人一人の研究時間は少ないが、総研究時間を確保することで、研究を遂行していく。唾液採取方法は工夫し、被験者自身で唾液を取り、郵送で解析施設に送るなど、実験者が唾液に触れるリスクを減らすなどしていきたい。
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