2022 Fiscal Year Annual Research Report
Treatment of heart failure, cardiac hypertrophy, and fatal arrhythmia by ryanodine receptor-bound calmodulin regulation
Project/Area Number |
20H03677
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
矢野 雅文 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (90294628)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小田 哲郎 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (40569290)
山本 健 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50363122)
小林 茂樹 山口大学, 医学部, 教授(連携講座) (90397993)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | リアノジン受容体 / カルモジュリン / ダントロレン |
Outline of Annual Research Achievements |
基礎研究アーム: 我々が開発したRYR2に対するCaMの親和性を特異的に高めたRyR2 V3599K KIマウスを用いて、8週令のマウスのLADを結紮しMIマウスモデルを作成した。WTマウスに対し、ダントロレン慢性投与群(MI-WT+DAN)、RyR2 V3599K群(MI-V3599K)ともに、MI作成後にみられるカテコラミン負荷誘発性の心室頻拍は生じず、左室リモデリング、心筋細胞肥大も抑制され、予後は著明に改善した。また、ダントロレン慢性投与群(MI-WT+DAN)、RyR2 V3599K群(MI-V3599K)ともに、RyR2結合カルモジュリンの量が保たれていることが分かった。この結果はJMCC誌にacceptされた(doi: 10.1016/j.yjmcc.2023.03.007)。 PAHラットモデル:ダントロレンの経口投与により、RyR2からのCaM解離抑制し、予後改善、右心機能改善を認めること、不整脈抑制効果を持つこと、さらには、ダントロレンの経口投与群においてRyR2結合カルモジュリンの量が保たれていることを確認した。これについてはHeartRhythm誌にacceptされた(doi: 10.1016/j.hrthm.2022.02.003)。
臨床研究アーム: HFREF患者に対するダントロレンの多施設2重盲検RCTを行っている。2022年11月で307例の登録を行い、エントリーが終了した。また臨床における致死的不整脈へのダントロレンの効果をまとめて投稿し、Circ Arrhythm Electrophysiol誌にacceptされた(doi: 10.1161/CIRCEP.122.011220)。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)