2022 Fiscal Year Annual Research Report
ファージの単離を経ない次世代ファージバイオロジクスの創出
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20H03723
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
安藤 弘樹 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 特任准教授 (70462786)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | バクテリオファージ / 合成生物学 / ファージセラピー / ファージ療法 / バイオロジクス |
Outline of Annual Research Achievements |
標的細菌に対して殺菌性を示す可能性のある抗菌遺伝子について、データベースからの配列抽出、コドン最適化、合成、クローニング、発現、殺菌性評価までを実施できるプラットフォームを確立した。昨年度に続き候補遺伝子の評価を続け、薬効を示す複数の抗菌遺伝子を得た。これらの抗菌遺伝子産物(粗抽出液)を系統的に離れた多数の臨床分離株に滴下したところ、複数遺伝子産物が広域殺菌スペクトラムを持つことが判明した。これらを本研究におけるリード抗菌遺伝子とした。これらの殺菌性や安定性を精査するために粗抽出液ではなくリコンビナントタンパク質としての精製を試みたが、難航した。不溶性画分への移行が主因であった。条件検討の結果、問題は解消されつつあり、精製物を用いたファージセラピー実験を計画している。引き続き本研究の概念実証を目指す。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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