2022 Fiscal Year Annual Research Report
Analysis of Pathophysiology in ICU acquired weakness using proteomics
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20H03780
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
藤野 裕士 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50252672)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今井 由美子 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 医薬基盤研究所 ワクチン・アジュバント研究センター, プロジェクトリーダー (50231163)
吉田 健史 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任講師(常勤) (50725520)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 筋力低下 / 急性呼吸不全 / プロテオミクス解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
呼吸不全患者の人工呼吸において自発呼吸を温存した場合には人工呼吸器による補助換気と患者自発呼吸との同調性がカギとなる。これまで不同調と呼吸筋にかかる負荷に関して研究が行われてきたが、肺傷害との関連は検討されていない。自発呼吸を温存した動物モデルを作成し、横隔神経電気刺激により代表的な不同調であるbreath stacking(BS)とreverse triggering(RT)群に分けて人工呼吸を行い、肺傷害への影響を検討した。結果としてBS群がRT群に比べて有意な筋力低下を示した。更に炎症の指標として気管支肺胞洗浄液中蛋白量、炎症性サイトカイン(IL6)、肺組織wet to dry ratioの全てがRT群に比べてBS群が高値を示した。これまで肺胞に加わる伸展力(経肺圧)が一定以上になると肺傷害への懸念から自発呼吸温存を断念し筋弛緩を行うことが推奨されてきたが、経肺圧が一定以内であっても自発呼吸と人工呼吸器の不同調が存在した場合も筋弛緩の必要性があることが示唆された。長期的ICU-AWへの影響は不同調による呼吸筋力低下、炎症、筋弛緩を行った場合はそれぞれの要因を総合的に判断する必要がある。 COVID-19患者の血液検体は引き続き採取しデータベースを構築した。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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