• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2023 Fiscal Year Annual Research Report

中枢神経系悪性リンパ腫の腫瘍内多様性と微小環境解析による病態発生の解明と治療開発

Research Project

Project/Area Number 20H03795
Research InstitutionKyorin University

Principal Investigator

永根 基雄  杏林大学, 医学部, 教授 (60327468)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 立石 健祐  横浜市立大学, 生命医科学研究科, 准教授 (00512055)
市村 幸一  順天堂大学, 医学部, 特任教授 (40231146)
富山 新太  防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 病院 脳神経外科, 講師 (40385810)
片岡 圭亮  国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 分野長 (90631383)
佐々木 重嘉  杏林大学, 医学部, 助教 (20894504)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Keywords中枢神経系悪性リンパ腫 / シングルセル解析 / 腫瘍内多様性 / 微小環境解析 / 標準治療 / 予測因子
Outline of Annual Research Achievements

我々はこれまでに中枢神経系原発悪性リンパ腫(PCNSL)の包括的遺伝子解析を施行し、全身性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)と異なる特徴的な遺伝子異常パターンを報告した。しかし、PCNSLと全身性DLBCLの病態の類似性および相違性については未だに明らかではない点が多い。本研究では、PCNSLにおける腫瘍細胞および免疫微小環境の多様性を解明することを目指す。 2023年度も引き続きPCNSL臨床検体を用いて、100種類を超える表面マーカー解析、mRNAトランスクリプトーム解析、TCR/BCRレパトア解析を同一の単一細胞から取得可能な単一細胞マルチオミクス解析技術を用いたライブラリーを作成し、次世代シーケンサーによるデータ取得を行った。これらのデータ解析により、PCNSLではCD8陽性のエフェクター/メモリーT細胞と疲弊T細胞の増加を認めることが明らかになった。さらに、PCNSLではクローナルT細胞の増加が顕著であり、それら細胞の一部は、疲弊T細胞の主要な調節因子であるTOXの異常な活性化やストレス応答反応(HSPA1Aなど)の亢進などの特徴的な表現型を示した。これらはPCNSLに特徴的な免疫微小環境が存在することを示唆している。
また、均一の標準治療を行った患者群における治療奏効の違いを予測する腫瘍固有な遺伝子変異を含めた因子解析も計画している。生検標本を用いたリンパ腫関連遺伝子のパネル検査を作成し、腫瘍標本からの予備実験を実施した。治療後の経過を含む情報とパネル検査による変異の層別化により、奏効や生存期間等の治療アウトカムと関連する予測因子の抽出を現在継続して準備中であり、次年度以降に解析を予定している。本解析の総合結果から、治療選択に寄与する可能性が期待される。

Research Progress Status

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Presentation] Single-cell analysis of DLBCL and PCNSL2023

    • Author(s)
      Keisuke Kataoka
    • Organizer
      The 13th JSH International Symposium
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi