2022 Fiscal Year Annual Research Report
DPCデータと検査データの統合データベースを用いた医療サービスの有効性と質の評価
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20H03907
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
康永 秀生 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (90361485)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀口 裕正 独立行政法人国立病院機構本部(総合研究センター), 診療情報分析部, 副部長 (50401104)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 臨床疫学 |
Outline of Annual Research Achievements |
DPCデータは診療報酬請求データ(administrative claims data)+様式1などで構成され、千数百施設からの年間約700万人の入院患者データを含む。診療報酬請求データは患者プロフィールや詳細な薬剤・処置・治療等のデータを含む。これまで国内外で同様の診療報酬請求データを用いた研究はすでに蓄積されている。しかし診療報酬請求データだけではデータの内容や精度に限界がある。そこで本研究では、約40施設においてDPCデータに検査値データを連結させ、匿名加工後にデータを収集・分析を行った。これにより、診療報酬請求データだけでは対応できないリサーチ・クエスチョンにも答える研究を幅広く実施した。 具体的には以下の研究を行った:(1)びまん性肺疾患の患者背景因子、併存疾患、及び治療実態の記述を行い、さらに予後との関連を分析した。(2)急性肝炎の発生状況および治療経過:本邦における急性肝炎の発生状況を明らかにし、急性肝炎の重症化・劇症化に関連する因子について分析した。(3)経皮的胆嚢ドレナージ術から胆嚢摘出術までのインターバルと術後合併症の関連:経皮的胆嚢ドレナージ術(PTGBD)後の胆嚢摘出術までのインターバルと術後合併症の関連を分析し、最適なインターバルを明らかにした。(4)出血性ショックを伴う下部消化管出血において, 大腸内視鏡と血管造影の効果を比較した。(5)甲状腺悪性腫瘍手術の周術期合併症への超音波凝固切開装置の影響について分析した。(6)小児急性膵炎に対する予防的抗菌薬投与の効果を検討した。(7)肝性脳症に対する分枝鎖アミノ酸静注の有効性:静注分枝鎖アミノ酸製剤製剤(BCAA) は日本のガイドラインでは推奨されているが、欧米 では推奨されていない治療法であるため、肝性脳症に対するラクツロース治療へのBCAAの上乗せ効果を分析した。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Threshold of BMI for the Development of Hypertension among Japanese Adults2022
Author(s)
Suzuki Yuta、Kaneko Hidehiro、Yano Yuichiro、Okada Akira、Hashimoto Yohei、Itoh Hidetaka、Matsuoka Satoshi、Yokota Isao、Fujiu Katsuhito、Michihata Nobuaki、Jo Taisuke、Takeda Norifumi、Morita Hiroyuki、Kamiya Kentaro、Matsunaga Atsuhiko、Ako Junya、Node Koichi、Yasunaga Hideo、Komuro Issei
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Journal Title
The Journal of Nutrition
Volume: 152
Pages: 2565~2571
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research