2021 Fiscal Year Annual Research Report
医師・市民を対象とした医師・製薬企業関係に関する調査研究
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20H03920
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
向原 圭 久留米大学, その他部局等, 准教授 (90531947)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 医師・製薬企業関係 / 全国調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、以下の3つの問いに対する答えを明らかにすることで我が国の医師・製薬企業関係についての客観的データを提供し、適切な関係の構築に貢献することを目的とした。1.医師調査:医師・製薬企業関係の実際と関係に対する医師の許容度に2008年から変化があったか2. 市民調査:医師・製薬企業関係に対する市民の認識度・許容度はどの程度か、関係に対する認識度と医師への信頼度との関連性はあるか 3.医師調査と市民調査の比較:医師と市民との間に医師・製薬企業関係に対する許容度の差異が存在するか
2020年度は、前述した目的を達成のための第一段階として、医師調査の調査票の作成、倫理審査の受審、調査の実施、データ収集の段階まで達成した。
2021年度は医師調査のデータ分析、市民調査の実施及びデータ分析、医師調査と市民調査の結果の比較、論文草稿執筆まで達成した。医師調査のデータ分析は研究代表者、研究協力者及び久留米大学バイオ統計センタースタッフが実施した。市民調査についてはウェブアンケート形式で実施することとし、作成した研究計画書を久留米大学医に関する倫理委員会へ提出し、審査を受け承認された。市民調査の実施については(株)クロスマーケティング社へ依頼し、1000人から回答を得た。市民調査のデータ分析、医師調査と市民調査の比較については研究代表者、研究協力者及び久留米大学バイオ統計センタースタッフが実施した。これらの結果を基に医師調査、市民調査の論文草稿を執筆した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
医師調査のデータ分析、市民調査の実施及びデータ分析、医師調査と市民調査の結果の比較、論文草稿執筆はおおむね順調に行われた。一方、医師調査、市民調査ともにデータ分析において修正箇所が見つかり、論文執筆のプロセスが当初の予定より若干滞った。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は以下のスケジュールで論文の執筆、学会発表、論文の投稿の実施を計画する。 2022年4月~7月 医師調査、市民調査の論文を執筆する。 2022年8月 第54回日本医学教育学会大会:Gメッセ群馬[高崎])において医師調査、市民調査の成果を発表する。 2022年9月~2023年3月 論文を投稿する。
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