2022 Fiscal Year Annual Research Report
Developing a prediction model of readmission and strategy for preventing readmission by using big medical claim data
Project/Area Number |
20H03924
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital and Institute of Gerontology |
Principal Investigator |
光武 誠吾 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (10520992)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土屋 瑠見子 一般財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会(医療経済研究機構(研究部)), 研究部, 主任研究員 (20726525)
石崎 達郎 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究部長 (30246045)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 再入院 / 高齢者 / 移行期ケア / リハビリテーション / ビッグデータ / 入院関連合併症 |
Outline of Annual Research Achievements |
東京都健康長寿医療センターのDPC・DASCデータ連結データベースの構築、更新作業を行うとともに、連結データベースを活用し、全疾患による再入院と予防可能な再入院の予測モデルを比較検討した。入院時のフレイルリスク、併存疾患、ADL等から構築される予測モデルは、『全疾患による再入院(C-statistic: 0.73, 95% confidence interval:0.71–0.75)』よりも『予防可能な再入院(C-statistic:0.79, 95% confidence interval: 0.77–0.82)』の方が高い精度をもつことが分かった。この研究成果は、アメリカ老年学会が刊行する国際科学雑誌「Innovation in aging」に掲載された。
北海道後期高齢者における医療レセプトデータベースを活用し、診療保険下で入院中の心身機能の低下予防に着目した医療サービス(ADL維持向上加算)が『予防可能な再入院』に及ぼす効果について検証中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
診療保険下で入院中の心身機能の低下予防に着目した医療サービスが、『予防可能な再入院』に及ぼす効果検証に活用する医療レセプトデータにエラーが見つかり、データの再抽出作業を行ったことで計画よりもやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
北海道後期高齢者における医療レセプトデータベースを活用し、診療保険下で入院中の心身機能の低下予防に着目した医療サービス(ADL維持向上加算)が『予防可能な再入院』に及ぼす効果について検討する。また、文献レビューも行い、我が国における再入院予防策に関する方策をまとめていく。
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