2021 Fiscal Year Annual Research Report
アルツハイマー病の未病・早期診断のためのDNAメチル化バイオマーカーの開発と検証
Project/Area Number |
20H03934
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
佐々木 真理 岩手医科大学, 医歯薬総合研究所, 教授 (80205864)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 厚志 岩手医科大学, 医歯薬総合研究所, 教授 (30327655)
前田 哲也 岩手医科大学, 医学部, 教授 (70359496)
大桃 秀樹 岩手医科大学, 医歯薬総合研究所, 講師 (90453406)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 認知症 / アルツハイマー病 / 軽度認知障害 / DNAメチル化 / エビゲノム関連解析 / CDMV / バイオマーカー |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度の計画では、国内のブレインバンクからアルツハイマー病(AD)患者の全血DNA・脳組織・遺伝子多型情報の分譲を受け、CDMV-seq(common DNA methylation variation sequencing)を実施し、AD患者に特異的なDNAメチル化バイオマーカーの探索を予定していた。 当該ブレインバンクからAD患者の試料と情報の分譲を受けるため、ブレインバンク担当者と複数回やりとりした結果、研究計画書追加の修正と倫理審査承認を要請され、研究計画書・承認済倫理審査申請書の改訂を行なった。倫理委員会承認後に、ブレインバンクに再度分譲申請を行ったところ、同担当者より全血由来DNAの分譲には、別途バイオバンクジャパン(BBJ)への申請が必要との指摘があり、改めてBBJ事務局への問い合わせと試料・情報利用の申請準備を進め、申請を行った。 上記と並行して、最新のAD感受性多型について文献ならびに公開データを調査し、変異解析の対象とする一塩基多型(SNP)リストを作成した。これらの変異解析は検査会社に委託する予定であったが、一部のSNPの解析が検査会社では実施困難であることが判明したため、本研究班で解析するための独自の条件検討を行い、解析準備を行った。 また、当初予定していた東北メディカル・メガバンク(TMM)計画参加者へのアドオンリクルートについては、DNAメチル化バイオマーカーの同定に至っていない現状で実施することは困難と判断し、2022年度の計画の見直しを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究では既存バイオバンクからAD患者の全血DNAの分譲を受けることが律速となるが、複数回にわたるブレインバンク担当者とのやりとりやそれに伴う倫理審査の変更手続き等に想定外の長期間を要し、2021年度中に分譲を得ることができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、BBJ事務局に必要書類を提出し、試料と情報の利用の申請手続きをしており、2022年度の早い段階でAD患者50名の全血DNA試料および情報の分譲を受けられる見込みである。 一方、当初予定していた東北メディカル・メガバンク(TMM)計画参加者へのアドオンリクルートについては、2022年度も実施困難と判断し、TMM計画より対照群となる健常高齢者の全血DNAの分譲を受けることとした。
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