2022 Fiscal Year Annual Research Report
特定健診の有効性:Target Trialアプローチを用いた検証
Project/Area Number |
20H03941
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
竹内 正人 京都大学, 医学研究科, 准教授 (80598714)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
篠崎 智大 東京理科大学, 工学部情報工学科, 講師 (60644482)
川上 浩司 京都大学, 医学研究科, 教授 (70422318)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 特定健診 / 因果推論 / 医療データベース |
Outline of Annual Research Achievements |
Hernanが提唱する、nested-trial emulation approachを採用し、試験開始時点及び追跡期間中のバランスが確保できる研究デザインを構成した。この中で、まず理想的な無作為化比較試験の仮想プロトコールを策定し、target trial emulationの手順に沿ってeligibility criteria、treatment strategy、assignment procedure、follow-up period、outcome、causal contrast of interest及びanalysis planの各要素を明記した。このプロトコールにおいては、国内の特定健診の受検の実態や実データに即した形の解析プランとなっている。また感度解析として、各人の健康意識などの未測定交絡の影響を吟味する目的でのnegative control analysisや、追跡期間中に起こりえるプロトコール違反への対応としてのper-protocol解析も準備した。 現在そのプロトコール骨子を英語論文化し、投稿後の査読対応を研究者間で協議中である。 今後はプロトコールが受理され次第、実データので解析を行い、結果を査読付雑誌に投稿の予定である。これにより、その効果が科学的にいまだ精緻に検証されてない特定健診の生活習慣病一次予防効果の定量化を行うことで、国内外の公衆衛生政策への寄与が期待される。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(16 results)