2021 Fiscal Year Annual Research Report
Does type 2 diabetes mellitus elevate the risk of fracture in Japanese women? - a random sample cohort study -
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20H03948
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
伊木 雅之 近畿大学, 医学部, 教授 (50184388)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 裕保 仁愛大学, 人間生活学部, 教授 (10337115)
上西 一弘 女子栄養大学, 栄養学部, 教授 (40232764)
梶田 悦子 中京学院大学, 看護学部, 教授 (50135373)
甲田 勝康 関西医科大学, 医学部, 教授 (60273182)
小原 久未子 近畿大学, 医学部, 助教 (60778455)
濱田 昌実 中京学院大学, 看護学部, 准教授 (70826552)
由良 晶子 近畿大学, 医学部, 講師 (80142595)
高嶋 直敬 近畿大学, 医学部, 准教授 (80435883)
玉置 淳子 大阪医科薬科大学, 医学部, 教授 (90326356)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 2型糖尿病 / 骨折リスク / 骨粗鬆症 |
Outline of Annual Research Achievements |
当初、2020年度と2021年度でJPOS研究の対象5地域の内、3地域の対象者で15年次調査時40歳以上だった約750人を対象に25年次追跡調査を実施する予定であったが、新型コロナウイルス感染症流行のため、実施できなかった。2022年度に福島県西会津町と沖縄県宮古島市にて、下記の要領で実施し、研究成果をまとめる作業を行っている。 【方法】①胸腰椎の新規椎体骨折の把握 椎体計測に基づく椎体骨折判定のために研究協力機関現有のHologic社製QDR4500A車載型を用い、単一エネルギーX線吸収法で第4胸椎から第4腰椎側面をデジタル撮影する。現有の半自動椎体計測ソフトにて各椎体の前縁高、後縁高、中央高を測定する。このいずれかがbaseline時より20%以上低下し、かつMcCloskey-Kanis基準を満たす場合、骨折と判定する。 ②問診による新規症候的骨折発生を把握 問診で「痛みを伴い、医療機関でX線撮影を受けて医師によって診断された骨折」の追跡期間中の発生の有無、時期、部位、骨折時の状況、診断の方法を聴取する。 ③糖尿病とインスリン抵抗性を把握 空腹時採血にてFPG、HbA1c、インスリンを測定し、日本糖尿病学会の基準で糖尿病を診断する。インスリン抵抗性はHOMA-IRで評価する。 ④未受診者対象の郵送・電話による補完調査 各地の調査終了後、未受診者に可及的速やかに調査票を送付し、未回答者には電話で聞き取りし、②の症候的骨折の補完調査を行う。 【結果】対象者の内、宮古島市158人、西会津町211人、計369人が受診した。未受診者調査では、宮古島市100人、西会津町157人、計257人が回答し、全体で626人の骨折発生状況を把握した。これらに2023年度に調査予定のさぬき市と上越市の結果を加えて、糖尿病、空腹時血糖値、HbA1c、インスリン抵抗性が骨粗鬆症性骨折リスクに与える影響を明らかにする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020年度と2021年度に本研究の25年次追跡調査を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の流行防止のために実施できず、実施が2022年度と2023年度にずれ込んだため。
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Strategy for Future Research Activity |
予定していた調査は2年遅れたが、2022年度と2023年度に実施でき、調査データの電子化は完了し、調査データのデータベースもほぼ仕上がっている。現在は、予定された解析に入っており、5月には報告書の執筆を完遂する予定である。
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