2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development and evaluation of environment/intervention guidelines in adult day care service, based on the JBI method
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20H04009
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
成瀬 昂 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任准教授 (90633173)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 則子 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (90280924)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 通所介護 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度に得た問いのうち、睡眠障害について、先行研究をもとに通所介護事業所での解決策を探索することとした。高齢者の睡眠改善を目的とした非薬物介入の効果について、システマティック・レビュープロトコルを作成した。プロトコルはJBISystematicreviewprotocoltemplateに従い作成し、JBI Evidence Synthesis(オープンアクセス誌)で公開した。 2020年度に得た問いのうち、社会的交流については、コロナ禍で状況が変わってしまったことを鑑み、現状の課題を記述することを2020年から継続して実施した。通所介護事業所を利用している要介護者の社会的交流の経験と課題を明らかにするための質的研究を実施した。東京都内の6か所の通所介護事業所で要介護2相当の男女26名を対象にインタビューと参与観察を行った。コロナ禍の要介護高齢者は、通所介護事業所の中で「障害や年齢に応じた会話を味わったり」、「新しいこと・前向きなこととの出会いに喜びを感じたり」する一方で、「加齢や障害のよる変化にとまどい自己防衛的に振舞う」場面では、集団の中で自己憐憫したり他者と自分を比べたりすることもあることがわかった。また、時として「他人への不快感や時間の無駄」を感じていることもあった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究代表者の不測の怪我により、研究業務を遂行することが約6か月間困難となったため。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度中に、システマティックレビュープロトコルにのっとって文献調査を行う。さらに、文献情報を元に、通所介護事業所で活用できる介入ガイドブックを作成し、その実用性を評価する。
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