2021 Fiscal Year Annual Research Report
A model development taking advantage of engineering technology for family caregivers caring for people with dementia in Asian Pacific Rim countries
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20H04014
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
グライナー 智恵子 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (20305270)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 匡秀 神戸大学, システム情報学研究科, 准教授 (30324859)
岡本 菜穂子 上智大学, 総合人間科学部, 准教授 (30553565)
山口 裕子 神戸大学, 保健学研究科, 助教 (30782148)
福井 小紀子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 教授 (40336532)
龍野 洋慶 神戸大学, 保健学研究科, 講師 (70782134)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 認知症高齢者 / Virtual Agent / 家族介護者 / ストレス / 睡眠 / タイ王国 / 中国 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、認知症高齢者とその家族介護者の生体情報や睡眠及び環境・行動状況を客観的デバイスやVirtual Agent(VA)を用いて縦断的に調査し、双方のWell-beingを高める方策を検討するものである。 2021年6月に予備調査を実施し、得られたデータを基に調査の実施方法や質問紙の内容、データ収集方法等について調整を行った。その後、2021年8月~11月にかけて、7組の認知症高齢者とその家族介護者双方に、Hamon(心拍・ストレス・体調等)、眠りスキャン、アクチグラフ(活動量)、環境・行動センシング機器を用いて7日間連続して縦断的にデータ収集を行った。他に家族介護者にはVAとのコミュニケーションによる質的データ収集及び介護内容、気分等の質問紙調査を実施した。ケアの時間帯によるストレスレベルの相違、公的な介護サービス利用日と非利用日によるストレスレベルの相違、ストレスの日内変動、認知症高齢者と家族介護者のストレスの連動性などについて分析を行った。また、VAで収集した質的データについて分析した結果、18サブカテゴリ―と6カテゴリ―が抽出された。 2022年1月からはストレスなどの生体情報の測定をHamonからスマートウォッチに変更し、Mild Cognitive Impairment (MCI)高齢者とその家族介護者へ同様の調査を実施した。COVID-19の感染状況により在宅でのデータ収集が困難な状況が続いているが、今後も感染予防に努めながら対象者数を増やしデータ収集を行う予定である。また、今年度もCOVID-19パンデミックにより海外での現地視察や予備調査を実施できない状況が続いているが、環境が整い次第、タイ王国、中国でのデータ収集へ向けて準備を進めていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
昨年度に引き続き、COVID-19パンデミックにより在宅での調査を実施することが困難な状況にあった。また、海外渡航ができず、タイ王国や中国における現地調査も未だ実施できない状況にある。
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Strategy for Future Research Activity |
COVID-19の感染状況を注視し、感染予防に努めながらタイミングを見極めてデータ収集を継続していく。海外での現地視察や予備調査がいつ開始できるかは全く不透明であるが、適宜メールやオンライン会議を実施し、共同研究者所属施設での研究倫理審査の申請やデータ収集の準備を進めていく。
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Research Products
(2 results)