2022 Fiscal Year Annual Research Report
Creating a fall prevention program that the elderly can evaluate their walk-style by developing our three-dimensional acceleration sensor
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20H04018
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
赤津 裕康 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (00399734)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
正木 克由規 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (00365652)
村上 里奈 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (10535818)
明石 惠子 名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (20231805)
松川 則之 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (20305543)
渡邊 航平 中京大学, スポーツ科学部, 教授 (20630990)
川出 義浩 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (20738439)
望月 直樹 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 研究所長 (30311426)
井之上 浩一 立命館大学, 薬学部, 教授 (30339519)
間辺 利江 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (50723110)
加藤 昇平 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (70311032)
山口 知香枝 金城学院大学, 看護学部, 教授 (70514066)
大原 弘隆 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (80285212)
鈴木 匡 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 教授 (20555081)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 3次元加速度計 / アンクルウェイト / 転倒予防 / ”なごやどえりゃー体操” / センサーチップ / 歩行波 |
Outline of Annual Research Achievements |
[A]“歩行波”の標準化による転倒リスク波形の抽出:歩行波データの再検証を行った。結果的に3次元波形から重力方向への合成波は時間同期、実際の体軸方向との整合性から精度に欠ける事が判明し歩行波の取得からの歩行解析が困難であることが判明した。これにより転倒リスク波形の抽出は研究期間内に到達困難と判断し、協力企業(共同研究先)と相談し使用頻度を把握すべく、アンクルウェイトに内蔵できるセンサーチップの開発を委託した。 [B] 転倒予防策に向けたトレーニングメニューの開発:アンクルウェイトの活用推進体制を構築する目的で名古屋市健康福祉局、中京大学と強力し体操教室などでも気軽に行いうる体操メニューを発案した。また、市民に広く活用いただく事を目的として動画撮像も行い、”なごやどえりゃー体操”として名古屋市の介護予防体操として名古屋市健康福祉局から発信でき、トレーニングメニューの基盤が構築できた。また中京大渡邊らとの共同研究で地域在住高齢者へのスクワット運動介入研究を展開し神経ー筋適応効果の検証を行いその有用性を検証した。 フレイルマーカーの探索においては立命館大で新規誘導体化試薬モデルの開発に成功し、アミン、カルボン酸類の網羅的分析を短時間に行える体制が構築できた。既に先行の高齢者介入研究で得た血液を用いて約60種のカルボン酸の検出が可能となった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
[A]“歩行波”の標準化による転倒リスク波形の抽出 加速度計からの歩行波の抽出が困難であることが判明したため、その代替として、使用頻度把握を目的としたセンサーチップを内蔵したアンクルウェイトの製作を共同研究先の企業に依頼を行っている。このため、当初目標のリスク波形抽出は頓挫したことになるが、その目標を使用頻度に変更し残りの研究期間で取り組みたい。
[B] 転倒予防策に向けたトレーニングメニューの開発 転倒予防体操の基盤は構築できたため、その検証を最終年度で進めて行きたいと考えている。 フレイルマーカー検索も体制が整いつつある。
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Strategy for Future Research Activity |
[A]“歩行波”の標準化による転倒リスク波形の抽出 共同研究先に使用頻度が把握できるセンサーチップ内蔵のアンクルウェイトの試作を依頼している。これを用いて[B]の検証事業において活用し、その有用性の検証を進めて行きたい。 [B] 転倒予防策に向けたトレーニングメニューの開発 転倒予防体操の基盤となる”なごやどえりゃー体操”を地域フィールドに投入し、介入試験を展開する。介入前後で各自の体力測定、運動能力測定を行いその有用性を検証する予定としたい。 フレイルマーカーは残りの期間で血液分析を行い、一定の成果を出したい。
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Research Products
(13 results)