2020 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a two-phase rehabilitation support system for oral hypofunction using MRI
Project/Area Number |
20H04051
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中井 隆介 京都大学, こころの未来研究センター, 特定講師 (10576234)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳澤 邦昭 神戸大学, 人文学研究科, 講師 (10722332)
浅野 孝平 大阪総合保育大学, 児童保育学部, 教授 (50713319)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | MRI / 顎関節 / リハビリ / 脳 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、研究プロジェクトの初年度であり、研究の基盤となる技術の開発や実験プロトコルの作成から着手した。まず最初に、京都大学 こころの未来研究センター 連携MRI研究施設にある磁気共鳴断層撮影装置(MRI装置)MAGNETOM VERIO(3.0T)を用いて、MRIの撮像シーケンスおよび撮像条件の調整を行った。実験の目的を実現するためには、高速に画像を取得する必要がある。そのため画像コントラスト等を確認するための試料(ファントム)を用いて調整を行った結果、予定していた画像撮像の速度を実現することができた。次にMRIにおいて画像を連続的に出力・処理するために高性能デスクトップPCを購入し、システムに接続・調整を行うことで、画像が連続的に出力できることを確認した。その後、顎運動時の関節や筋肉の痛み・疲れ、顎運動の違和感等を調査する質問紙の策定、顎運動や咬合についてのデータ取得法、および、脳に関するMRIデータ取得法(機能的磁気共鳴画像法(fMRI)、拡散テンソルイメージング(DTI)、MRスペクトロスコピー(MRS)等)等、実験を実施するための実験プロトコルを検討した。また、これらと同時に、脳やリハビリ等に係る複数の研究(MRIを用いた筋肉に関する研究、脳機能とリハビリの関係に関する研究等)を実施し、多くの成果を得た。これらの研究は、脳とリハビリの関係等を検討するために非常に重要である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2020年度は、研究の基盤となる技術の検討や実験プロトコルの作成等を実施した。現在のところ、計画通り進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により、被験者を使った実験が遅れる可能性も考えられる。対応策として、被験者を使わずに実施できる部分を先に実施することが考えられる。
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Research Products
(8 results)