2020 Fiscal Year Annual Research Report
Design of exponential-time quantum algorithms
Project/Area Number |
20H04138
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
森 立平 東京工業大学, 情報理工学院, 助教 (60732857)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 量子情報 / 量子アルゴリズム / 指数時間量子アルゴリズム / 量子通信路 / ランダム量子回路 |
Outline of Annual Research Achievements |
量子計算の量子超越性に関する研究をした。ランダム量子回路の出力確率を古典計算で精度よく近似することがいくつかの計算量的な仮定の元で不可能であることを示した。この結果は理論計算機科学の最高の国際会議である FOCS 2021 で発表された。 また、非自明に高速な指数時間量子アルゴリズムを開発した。先行研究で考えられていた問題をより一般化した問題についても高速な量子アルゴリズムを開発した。この結果は理論計算機科学の国際会議の MFCS 2021 で発表された。 量子通信路識別問題について通信路へのクエリ回数を固定した場合の誤り確率の下界を導出した。その結果、Grover のアルゴリズムが最適なアルゴリズムであることを証明した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ランダム量子回路の量子超越性の研究は大きな結果となった。その他にも着実な結果を得ることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き指数時間量子アルゴリズムの開発を続ける。特に巡回セールスマン問題等の量子アルゴリズムを開発する。
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Research Products
(2 results)