2020 Fiscal Year Annual Research Report
A Study on Fault Localization for Automated Program Repair
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20H04166
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
肥後 芳樹 大阪大学, 情報科学研究科, 准教授 (70452414)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸山 勝久 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (30330012)
松本 真佑 大阪大学, 情報科学研究科, 助教 (90583948)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 欠陥限局 / 自動プログラム修正 / テスト生成 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度については,欠陥限局の精度を向上させるため,テストケースを自動生成する手法の考案に取り組んだ.考案した手法は,欠陥を含むプログラムに対するテストケースを多数生成し,その中から既存のテストスイートの経路網羅を高めるテストケースのみを選択する.経路網羅とは,プログラムの全ての実行経路のうち,テストで実行された実行経路の割合である.経路網羅では,実行経路を文の実行順序や実行回数を考慮する文の列として考えるため,ループを含むプログラムでは実行経路の総数が無数になる.そのため,本研究では実行経路を文の列ではなく,文の実行順序や実行回数を考慮しない文の集合として考えることで実行経路の総数を有限に捉えるという工夫を行った.評価実験として,考案した手法で生成したテストケースを既存のテストスイートに追加して欠陥限局を行った.その結果,70.6%の欠陥箇所において,既存のテストケースのみを用いる場合よりも考案した手法により生成したテストケースを追加した方が限局の精度が向上した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の研究計画通りに研究を行うことができており,特段問題は起きていない.
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度については,与えられたプログラムがそもそも欠陥限局とどの程度の相性が良いのかを定量的に測定する技術についての研究を行う.この技術が確立すれば,欠陥限局を行う前にそのプログラムに対して欠陥限局を行った場合にその結果をどれくらい信頼することができるのかを把握できるようになる.自動テスト生成技術およびミューテーションテストの技術を組み合わせ,完全に自動で計測する技術を考案する予定である.
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Research Products
(7 results)