2023 Fiscal Year Annual Research Report
Development of Innovative Frameworks for Application Analysis in Post-Peta Scale Systems
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20H04193
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
三輪 忍 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (90402940)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 高性能計算 / プロファイル / トレース / 予測 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度はトレース予測に関する研究として,並列アプリケーションのメモリアクセストレースを予測する研究を主に行った.具体的には,小規模実行時のメモリアクセストレースから対象アプリケーションのメモリアクセストレースを予測するモデルを生成し,生成したモデルを用いて大規模実行時のメモリアクセストレースを予測する手法の開発を行った.モデルはロード/ストア命令単位でフィッティングを行うことで生成する.ただし,間接参照等により不規則なメモリアクセスパターンを示す命令に関してはモデルによる予測が難しいと考えられることから,当該アドレスの計算に必要な命令のみを実行することでアドレスを生成する.アドレス計算のみを行うプログラムはアプリケーションコードからLLVMを用いて自動生成する.アドレス計算に必要な命令の抽出はプログラムスライシングによって行う.上記のLLVMパスは,以前の研究で研究代表者が開発したLLVMパスを元に開発する.ただし,以前の研究で開発した上記のLLVMパスはLLVM-3.6.0を対象としており,最新のLLVM-19.0.0とは複数のビルトイン関数のインターフェースが異なるため,最新の環境では動作しない.そこで2023年度は,上記のLLVMパスをLLVM-19.0.0に移植する作業を行った.移植作業は概ね完了しており,現在動作確認中である.なお,上記の研究は米国メリーランド州立大学の研究者と共同で実施した. また上記の研究以外にも,これまでに開発したプロファイル/トレース予測技術の他のプラットフォームへの応用を想定し,GPUとIntel SGXにおけるプロファイラの調査・分析等を行った.なお,後者の研究は米国ジョージタウン大学の研究者と共同で実施したものであり,その成果の一部は国際会議にて発表済みである.
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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