2022 Fiscal Year Annual Research Report
An Analysis on Impact of Patent Sytem on Developing Countries' Pharmaceutical Industry
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20H04424
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
三森 八重子 大阪大学, 国際教育交流センター, 招へい教授 (00627309)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 浩 日本大学, 法学部, 教授 (50401716)
加藤 暁子 日本大学, 法学部, 教授 (40438750)
上條 浩一 東京国際工科専門職大学, 工科学部, 教授 (10881998)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 持続可能な開発目標(SDGs) / 知的財産権 / 発展途上国・新興国 / 製薬産業 / WTO/TRIPS / 医薬品アクセス / グローバリズム / COVID-19 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は引き続き新型コロナウイルス感染症が日本のみならず世界で猛威を振っていたため、前年度から本年度に延期されていた海外現地調査は中止とし、オンラインの国際会議を開催することとした。 データベースを使った製薬関連特許の分析:昨年度に引き続きクラリベイト社の商用データベース、DWPIおよびCortellis を使い製薬関連特許およびパイプラインの分析を行った。 「第1回日本バングラデシュ合同セミナー(オンライン)」COVID-19感染症のため当初計画していた海外現地調査が中止となったため、それに代わるものとして、バングラデシュのカウンターパートであるスウェーデンの大学で准教授を務めているMonirul Azam 氏の協力の下、日本バングラデシュ合同セミナーをオンラインで開催した。「第2回日本インド合同セミナー」昨年開催した第1回日本インド合同セミナーの成功を踏まえて、第2回日本インド合同セミナーをオンラインで開催した。 学会での研究成果報告:「PICMET国際会議参加」MOT(技術経営・技術管理)分野で世界最高峰の国際会議とされているPICMET2022に参加した。科研Bチームから、三森八重子(大阪大学)、加藤暁子(日本大学)、上條浩一(東京国際工科専門職大学)が参加し、本研究の成果を国際会議で発表した。「ニューノーマル研究部会」本研究の活動の一環として日本経営システム学会の中に設置した「ニューノーマル研究部会」で、関連するテーマについて講師を招聘し、10回の会合を開催した。上記以外にも、日本内外で開催される国際学会や国内の学会で本研究の成果を発表した。 専門家会議開催:本研究を推進するため2020年度に各専門分野の第一人者を集めて設置した専門家会議の会合を年度末に開催した。COVID-19のためオンライン開催とした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
データベースを使った製薬関連特許の分析:昨年度に引き続きクラリベイト社のDWPIおよびCortellis を使い製薬関連特許およびパイプラインの分析を行った。海外との合同セミナーの実施:COVID-19のため当初計画していた海外現地調査が中止となったため、代替として海外のカウンターパートの協力を得て、オンラインによる2国間の合同セミナーを開催した。「第1回日本バングラデシュ合同セミナー」本研究のバングラデシュのカウンターパートであるバングラデシュ人で現在スウェーデンの大学で教鞭をとっているProf. Monirul Azamの協力を得て第1回 日本バングラデシュ合同セミナーをオンラインで開催した。「第2回日本インド合同セミナー」 インドの国立研究所IISの教授を務めるAnjula Gurtoo氏の協力を得て第2回日印合同セミナーをオンラインで開催した。 ニューノーマル研究部会:日本経営システム学会内に「ニューノーマル研究部会」を設立し、2022年度は11回の会合を開いた。また、日本経営システム学会の全国大会ではニューノーマル研究部会のセッションを創設し、本科研の研究成果について発表を行った。 国際会議・国内会議で研究成果の発表:MOT分野で世界最高峰とみなされているPICMET 2022 国際会議に科研Bチームから3名が参加し、5題の研究発表をおこなった。PICMETに加えて、IIAI AAI BMOTなどの国際学会および、日本生産管理学会、研究イノベーション学会、MOT学会などの国内学会で本研究の成果を発表した。 専門家会議開催:本研究では研究に対し大所高所からご意見をいただくため「専門家会議」を設立している。2023年2月に第3回専門家会議を開催し、科研Bに参加する各研究者が研究成果を発表した。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度までの研究成果を踏まえて2023年度はさらに一層研究を深化させていきたい。データベースを使った製薬関連特許の分析:今年度に引き続きクラリベイト社の商用データベースDWPIおよびCortellis を使い、製薬関連特許およびパイプラインの分析を行う。 海外現地調査:本研究の最終年度となる2023年度はブラジルの現地調査をおこなう予定である。現地調査が(COVID-19などの理由で)困難である場合にはブラジルのカウンターパートと協力して、日本ブラジル合同セミナーをオンラインで開催する予定である。 ニューノーマル研究部会の開催:本年度の成功裏な開催実績を踏まえて2023年度も引き続きニューノーマル研究部会を開催していく計画である。日本経営システム学会全国大会における「ニューノーマル研究部会セッション」の設置:日本経営システム学会第69回全国大会では「ニューノーマル研究部会」のセッションを設置し、科研B研究チームメンバーが同セッションで研究成果を発表した。大変好評を得たので2023年度の全国大会でも「ニューノーマル研究部会」のセッションを設置していただき科研Bチームメンバーで発表を行いたい。 科研B専門家会議:専門家会議を2023年度も引き続き開催する予定である。2023年度は科研Bの最終年度となるので、専門家会議の先生方と研究メンバーとの対話の場としたい。 国際学会・国内学会、ジャーナルでの研究発表:2022年度は、PICMET2022に科研Bチームメンバーが参加し成功裏に発表を行った。この実績を踏まえて、2023年度も、PICMETに参加し研究発表を行う予定である。PICMET2023に加えて、そのほかの国際会議や、国内の学会での研究発表、およびジャーナルへの論文投稿も積極的におこなう予定である。
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Research Products
(23 results)