2022 Fiscal Year Annual Research Report
High-throughput label-free cancer cell detection with a deep-UV hyperspectral imaging microscope
Project/Area Number |
20H04517
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
熊本 康昭 大阪大学, 大学院工学研究科, 助教 (30611727)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 深紫外光 / イメージング / 細胞診 / スペクトル解析 / 画像解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
癌患者の予後は癌の早期発見の場合は良好である。癌の早期発見には細胞診が有効であるが既存の細胞診は染色などの前処理を必要とする。本研究では染色などの前処理をすることなく素早く癌細胞を検出するための深紫外分光イメージング顕微鏡の研究開発を実施した。当年度は、前年度の収差を抑えた深紫外吸収ハイパースペクトラルイメージング顕微鏡による癌細胞の測定を実施し、深紫外吸収ハイパースペクトラルイメージングによる癌細胞診断の可能性を検証した。また、細胞分析のスループットを向上させるために、広視野に対応する深紫外吸収ハイパースペクトラルイメージング顕微鏡を開発した。観察視野を拡大するために、前年度用いた倍率15倍の反射型対物レンズの代わりに、倍率5倍の屈折型対物レンズを用いた。ライン状照明による分光イメージング測定を高速化させるため、複数のライン状照明を用いるマルチライン照明分光イメージング法を検討した。さらに細胞分析のスループットを向上させることを目標とし、マシンビジョンレンズを用いた深紫外分光細胞イメージング法を検討した。結像倍率2倍のマシンビジョンレンズと超高解像度CMOSカメラを組み合わせることにより、1センチメートル以上の視野を1 マイクロメートル以下の空間解像度で深紫外分光イメージングする技術を開発し、癌細胞の超高スループット分析を可能にした。本成果は、臨床現場における即時細胞診の実現に資すると期待される。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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